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| 生きていくために |
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| ひろりん | / | あしゆ | 中1 |
動物は限られた環境に適応する体をもっている。例えば、クジラは水中生活に便利なように体型が変化していて、ライオンは筋肉が発達して鋭いつめや牙 |
を備えている。ヒトもそうだ。「体」といったらヘンだが、優れた学習能力を持っている。他の動物に比べたら生まれつきの行動の仕組みは少ないが、自分 |
の経験に基づいて知識を集積するばかりでなく、他の人の経験を言語などを媒介することによって利用することもできる。こうして集積された知識がなけれ |
ばヒトはいかにも無力な動物なのだ。 |
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私は |
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「何で勉強なんかしなきゃいけないの?」 |
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と聞かれたら、 |
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「文部省でそう決まってるから。」 |
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と答える。でも勉強(学習)がヒトの唯一の特徴と考えるとこの会話はヘンかもしれない。知識や学習がなかったらヒトはバカというかただの無力な子羊で |
ある。というか知識がなければ生きていけないのだ。ヒトは地球を壊している身だから、こうすると環境に悪いとかそういう知識も大事である。もし将来地 |
球がボロボロになっていて、行動を起こさなければいけないヒトがただのバカになっていたらもう終わりだ。知識や勉強は生きるために大切なことなのであ |
る。 |
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しかしこんなえらそうなことを言っている私も普通の平均中学生なので心の中では「勉強なんかめんどくさい」と思っている。ついさっきも長ったらしい |
計算問題をやって |
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「こんなことしなくてもいきていけるっしょ ・・・。」 |
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と思ったばかりである。作文に書いたからといって直るわけではない。でも「知識は人間のただひとつの特徴である」ということを心の片隅に留めておき |
たいと思う。 |
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