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余裕 |
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村 |
の広場
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おこじょ |
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あめお |
小6 |
ものごとを一所懸命にやることは本当に大切なことだ。ただ、目を血走らせ、ムキになった、むきだしの表情を、私は好まないのである。「一心不乱」は |
すばらしいのだが、「盲目的ないちず」が困るのであるということだ。いつも「主人公」が目覚めていなくては、お話にならない。そのためにも、そこに「 |
遊び」が必要ではないだろうか。つまり、余裕である。「遊び」には、大事な意味がいくつかある。自分の好きなことをして「楽しむ」のだ。それに、「機 |
械の遊び」という場合の「遊び」のような「余裕」「余地」、「遊びの時間」のような「ひま」が大切だ。 |
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余裕をとるという中でも、その余裕の作り方も、その余裕の中身も大切だ。例えば、私のクラスのMさんは、余裕をたっぷり持っている。それだけ聞けば |
、とても良い、受験まっしぐらの人と比べたらとても良い人である。しかしこのMさんは、まるで生活の全てが遊びなのだ。それは、担任の先生からもそう |
いわれている。 |
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車だってそうだ。自動車のハンドルにも、「遊び」がある。あの遊びがなかったら、ずいぶん運転しにくくなるだろうし、第一、危険である。ハンドルに |
遊びがあるので、少しばかり手がすべっても、急に変な方向へ曲がらないですむ。この遊びがMさんのように95%くらいが遊びだと、ハンドルをいっぱい |
に曲げてもやっと少しだけ動く、これなら、何も考えずに、ただ真っ直ぐ進む。経験の無いバッターが、「おれが4番を撃つ!」といって、結局、ヒット一 |
本打つどころか、スイングさえできていない様な物だ。 |
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つまり、薬と一緒だ。薬は、病気を直すため、必ずといって良いほど必要だ。しかし、取り過ぎると、最終的には体を壊してしまう。余裕や遊びだって、 |
取り過ぎると、Mさんみたいになってしまう。 |
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人間に必要な物はいっぱい取るべきである。でも、とって良い限度もあると私は思う。 |
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