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矛盾について ウグイス の広場
しっぽ ほし 中1

 どうも、矛盾には、良いものと悪いものがあって、嫌われる、いわゆる矛盾は、良いものを除外して考えているようである。
 

 避けなくてはならない矛盾とは相殺の論理のことであろう。無為無能の状態である。
 

 良い矛盾とは、例えば芸術品の場合である。芸術品には少しの矛盾がないと、何の工夫も無いものになってしまう。
 

 私は個人的には矛盾が少々あってもいいと思う。矛盾がないと、おりに閉じ込められた動物のように堅苦しく、つまらない生活を送らなくてはならない。
 

 矛盾の無い生活を考えてみよう。
 

 ――朝。雨が降っている。
 

 A さん (あ、Bさんだ。ちょっと冗談言っちゃおう。)
 

    「おはよう。今日はいい天気ね。」
 

 B さん 「そうね。本当にいい天気!」
 

 サアアアアアアアー……(雨の降る音)。
 

 さてどうだろう。なんてつまらない会話なのだろう。こんな会話がいつも続いていたら、生きていることすらつまらなくなってしまうだろう。 私が小学
校三年生頃担任だった男の先生は、冗談ばかり言っている人だった。(冗談ではなくてダジャレかも。)授業中自分のダジャレの話ばかりして、私のクラスだけ勉 強が遅れていた。時には二時間授業をつぶして自分の趣味の蝶集めの話をしたこともあった。ここまでくるとさすがにうんざりだが、結構楽しい時間でもあ った。 どっちが楽しい生活だろう。コチコチの生活よりは、少し冗談の入った方が楽しいと思う。  

  
                                   
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