人間および動物を通して |
アジサイ | の | 泉 | の広場 |
友葵 | / | あしも | 小5 |
人間および動物を通して 2001・9・18 |
人間の場合、出会いのあいさつ行為は、相手が以後仲よく共に行動してゆける仲間かどうかの、身元確認にもつながっている。明日また会うこと |
がわかっている友達には、ごく簡単な「さよなら」とか「じゃあね」ぐらいで済ます人でも、長期にわたる外国留学に出かけることにでもなれば、 |
わざわざ時間をさいて空港にまで出向き、いろいろと話をしたあと、ロビーで手を振って別れを惜しむようなことになる。このように見ると、私た |
ちにとってお互いに別れているということが、どれほど不安で心配なものなのかが、よく理解できると思う。 |
この長文を読んで、一番最初に思い出した事は、お母さんから教えてもらった話である。お母さんから聞いた話によると、私が小さくてまだしゃ |
べれない頃、お母さんは朝起きたら必ず、 |
「オハヨウ。」 |
と言ってくれていたそうだ。そして、私が二歳の時。お母さんに朝起きると、私が、 |
「オ・パ・ヨ。」 |
と生まれて初めてしゃべったそうだ。きっと、お母さんが毎朝、毎朝言い続けてくれたからだろう。きっとその時は、『おはよう。』が挨拶だと |
知らないで、言ったと思う。 |
お母さんから、この話を聞いた時は、 |
「へぇ、おはようか。」 |
と思っていた。でも私が四年生の時、友達が、 |
「俺がな、初めて言った言葉、『カユイ』やねんて。」 と言って、教えてくれた時、私は、 「カユイか。人それぞれなんだな。でも、オハヨ |
ウでよかった。なんかカユイよりかわいいじゃん。」 |
とその時思った(笑)。 お母さんが、私によく、 「『はい。』って気持ちよく返事しなさい。」 |
と、注意する。私はわかっているのに、なんか怒られた時とかは、しっかり言えない。反対に気分のいい時だったら、 「ハ――――イ!!!」 |
とちゃんと言える。 |
こういうように、ただ、 「ハイッ!」 と気持ちよく言うだけの事なのに、簡単そうなのに、難しい。それは、人間は感情が言葉に出るからだ |
と思う。 |
挨拶は人間にとって、とても大切なものである。挨拶をする事によって、まだ友達だという事を確認できる。 これから、挨拶を気持ちよくした |