清書:命のとおとさ(清書) |
アジサイ | の | 泉 | の広場 |
有貴 | / | いおし | 小5 |
このごろ秋の足音が聞こえてくる。どんどん夏のせみの鳴き声が秋の鈴虫などの声に変わってきた。ちょっとづつ季節が変わっていく・・・。夏 |
の虫は冬眠したり死んだりししていく。僕のすんでいるところは、高い所にあるために夏がすぐに終わって秋になってしまう。だが人より早くに秋 |
が味わえる。夏の間せみは二週間の人生走り抜けた。秋の虫も寒い冬が来て死んでしまう。秋を早くに楽しむ事はできるが、命というとても大切な |
ものを知る事ができる。虫の人生はとても短い。 |
その短い人生の間に、虫は何を考えて何をするのか?そして虫は人生に満足して死んでいくのか?・・・。虫は食われずに生きていているだけで |
幸せかもしれない。人の人生は長いが、その人生は一つのゲームみたいなものかもしれない・・・。「いかに上手に生きていかに幸せに暮らすか。 |
」それが人生なのかもしれない。人間より虫がえらい部分が一つある。それは虫には欲がない事だ。だから虫は絶対後悔しないで死ぬと思う。 |
木だって生きているし、木にも春が来て夏が来て秋が来てそして冬が来る。その中で木は工夫をして必死に死なないようにする。僕にとって秋は |
楽しみの季節でもあるが、命の大切さを知ったり人や虫の命について考えたりするひとときだ。前にテレビで「大阪教育大付属池田小学校で、1年 |
生の子供が9人死亡しました。」という話を聞いた。はっきり言ってびっくりした。僕の通っている学校の三百メートルほどしか離れていなくて、 |
目と鼻の先にあるのだ。あまりにも命を大切にしていない殺人事件だ。人の命はどれだけ大切か考えさせられた。僕は秋になって虫の生死を通して |