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アイディンティティ
ウグイスの広場
しっぽほし中1


  アイディンティティ
 


 アイディンティティとは自分が自分であることを確認することらしい。そして、自分の同一性を確保しようとするなら、~ではないというかたち
で、ネガティヴに自分を規定するしかない。あるいは、自分の存在が他者にとってわずかでも意味があることを感じられるかぎり、自分を見失わな
いでいられる。
 


 このように自己を確認する方法は二つあるが、私はやはり自分の存在を他者によって確認する方法のほうがいいと思う。その理由は、この方法だ
と、自己を確認すると同時に、他人の中での自分のあり方を確認することができるということだ。
 


 この方法は、やり方がたくさんあるが、なかでも他人と自分とで良い所を賞賛しあうというやり方は効果的だ。他人からみた自分の良い点を知る
ことはとてもよいことだと思う。あるいは、自分をある特徴的なキャラクターに育てあげることによって他人から自分を認められ、同時に自分自身
を認めることにもつながるだろう。
 


 私も、一時期自分がどんな人間なのかわからなくなってしまったことがある。そのとき、自分を周りに認めてほしかったので、私自身をあるキャ
ラクターにしてしまった。それまで私は周りの環境に合わせて性格を変えていたが、何だか多重人格のようでいやになってしまった。そこで私は今
まで自分の弱みにしていた天然ボケキャラに自然と変化した。(動物?)(笑)この事は今まで気がつかなかったが、ある日学校のロングホームルーム
で、私は他人の目によって気付かされたのだった。その日のロングホームルームは、他人のよい所を見つけて紙に書くというものだった。私の紙に
は「天然ボケでかわいい。」とか、「天然ギャグがうまいね。」とか書いてあった。私は(これって私の長所なのか?!私はもしかして自分の弱点を隠
そうとして、逆に大っぴらに天然ボケを公開していたのか?!)
 


 と結構ショックであった。しかし、今はそれが結構型にはまっていて、それが私の超自然体であることがわかった。現に私は前よりも友達が増え
たし、他人に溶け込みやすくなった。
 


 私は田び物を否定して自己を確認することよりも、他人から自分の在り方を知らされるほうが、他人の良さも、自分のよさも同時に確認すること
ができるのでよいと思う。岡目八目と言うように、他人のほうが自分のことをよくわかってくれるものだ。私は他人によい所を見つけてもらったの
で、これからは他人のよい所を積極的に見つけようと思う。
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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