| 文化 |
| エンジュ | の | 谷 | の広場 |
| エガ | ／ | てせ | 中2 |
| ドイツに滞在して受けた印象からいうと、先方の長所も短所も、一般の人々における市民意識の堅固さに関係するのであった。ヨーロッパの長所は |
| 、同時に短所をともなっている。つよい市民意識は、非常にしばしば、せまくるしい、自己満足的な、そして利己的なにおいを発散させる。ひとの |
| 生活に無用に干渉しないかわりに、自分さえよければいいという態度が、ほのみえる。日本の生活意識においては、このことは、一部の人たちに概 |
| 念的にうけとられているほかは、いまなお全く欠けているのである。 |
日本は比較的に、人に頼り過ぎている。それですぐにひとにあまえてしまう。しかし、ヨーロッパの生活も良いところだけとは言えない。しかし |
| ヨーロッパはそれなりに良いところもある。 |
それは人に頼らず、自分自身で甘えずにものごとをやり通すことが出来るのだ。その事によって時間は掛かるが、自分の力でやり遂げたのでそれ |
| なりの成長がある。二人でいても、日本とは違って寄り添っているわけではなく、個人個人がお互いを頼らずに生きていくことも出来る。羽ｈ盗り |
| でも生きていけるような感じだ。 |
これまでの話の流れだと、明らかに日本には長所が無いように思えてしまう。しかしそんなことはない。日本にも長所がある。ヨーロッパでは自 |
| 分で生きようとするため、自分の能力以上のものがででくると、全く対応できなくなってしまう。しかし日本ではお互いに協力し合えることが出来 |
| る。その事で自分以上のものがで出来たとしても恐くはない。 |
これらの話をまとめると、日本にもヨーロッパにも長所と短所がそれぞれある。しかし、其れの良い方だけを徒労としても其れは不可能に近い。 |
| なので、これらのことを深く考えて、答えを出すよりも、これから自分で道を切り開いていった方が良いと思う。 |