講評 |
題名: | 競争構造をどのように変えるべきか |
名前: | 山口晃弘 | さん( | あう | ) | 社 | イチゴ | の | 空 | の広場 |
内容 | ◎ | 字数 | 1071 | 字 | 構成 | ◎ | 題材 | 表現: | 主題: | ◎ | 表記: | ◎ |
パイの問題を、更に大きな日本社会全体の問題に結び付けたところはさすが。「現在問題視されている護送船団 |
方式や様々な規制が社会制度として成立していた背景がここにあると言える。」という発展のさせ方は、すごくい |
いと思うよ。 「競走の質を徒競走と受験戦争に例えた教授がいた。」という似た例もいい。いろいろなたとえを |
知っていると、そこから自分の考えも広がっていくからおもしろいよね。 最後の段落の「確かに……」以降がち |
ょっとわかりにくかったかなあ。今の日本の社会では、新しいパイを作ることに対する障害があることもそうだし |
、それ以上に古いパイから新しいパイに移動するための流動性が米国などと比べてかなり欠けているところがある |
。それを「セーフティーネット」と言ったのかなあ。何しろ、今は、パイを作ることと、そのパイにうまく移動さ |
せることの両方をやらなければならないから、大変だよね。終身雇用といういう意識は日本人にはまだ根強い。こ |
ういう意識が変わるためには世代交代するぐらいの時間が必要な気がする。 最後の一文「いずれにせよ……」は |
、表現の上ではいい文だけど、内容がいまひとつわかりにくい。ここはがんばって、もう一歩具体化していくとい |
いと思うよ。 しかし、全体的に力作。新聞に投稿したら。"☆" |
森川林 | 先生( | なね | ) |