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周りにある自然 ウグイスの広場
美佳いうわ小6

「桃太郎」にみられるような日本人にとっての原風景とは、森林と川に恵まれた集落である。東アジアの季節風に属し、気候が湿潤であるために豊
かな森林と川に恵まれた日本では、住民の生活はこの森林と川の恩恵のもとに営まれてきた。今は、「桃太郎」のように山へ柴刈りに行く必要もな いし、川に洗濯へ行く必要もないので森林や川に恵まれていてもあまり役に立つことはない。森林が多いところには店があまりないので買い物をす るにはとても不便である。これがたいていの大人の意見である。私たち、子供の気持ちとしては、周りに自然があってほしいというふうに思ってい る人も少なくはないと思う。特に、私の学校の友達は、そういった気持ちを持っている人が多い。きれいな川は泳いだりして遊ぶことができるし、 魚釣りだってできる。山では、探検ができるし、秘密基地を作るにも最適だ。夏休みになると、朝に早く起きて「かぶとむし」や「くわがた」とい った虫を探したりして、昆虫採集ができる。そういうことの想像は、私の場合、「となりのトトロ」が中心になっている。「となりのトトロ」はあ る家族が森林に囲まれた田舎に引っ越す話で、その映画を見るたびに私は「楽しそうやなぁ。一回こういうところで暮らしてみたいなぁ。」とおも  

 私の住んでいる所は、川はあるけれど、とても汚い川だ。けれども、森林はある。それにその林を探検していると、ゴミ一つないような林にとて
もきれいで冷たい水の流れている川を発見したのである。それを次の日学校へ行って友達に話すと、  

 「いいなぁ、美佳ちゃんの家は、近くに林があってー。また連れて行って!!」
 

 と、言われた。その子は、その林や私の家からは少し離れたところに住んでいて、色々な店が歩いていけるような所に家がある。私はときどきそ
の子の家の周りの環境がうらやましく思えたりするけれど、やっぱり今の家のほうが自然に恵まれていてよかったと思う。  

 だから、今のうちに自然の中で遊びたい。
 

 
                                               
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