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|   | 今を精一杯生きる | 
|    | オナガ | の | 池 | の広場
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   時間とは過去、現在、未来に三分割される。拘束された時間、それをわれわれは現在と見なすのである。それなら、日常的に使われる「ただいま | 
| 現在」の意味とはなにか。それはすなわち、「予定された未来」を指すのである。では、未来とはなにか。本来の未来とは、なにが起こるかわから | 
| ない時間である。現代社会は子どもたちから「漠然とした、定まらない真の未来」を惜しみなく奪う。僕は、未来のために今を生きるよりも、今を | 
| 精一杯生きたいと思う。 | 
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   第一の理由は、未来とはわからないものだからだ。未来とは、どう変わっていくか、わからないものである。そんな未来のために今を生きるより | 
| も、今この時を精一杯に生きた方が良いということだ。将来エリート商社マンになりたいからといって、株だの何だの勉強したって、それが未来に | 
| 生かされるのかは、誰も知るよしもない。それよりも、中学生なら、中学生にしかできないことをがんばるのが賢明な生き方だと思う。 | 
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   第二の理由は、未来のことを考えて今を生きると、今を精一杯生きられなくなってしまうからだ。例えば親は、子供が産まれたら、一流の社会に | 
| 出してやりたいと考えるものだろう。そのためには、「一流の大学をでる。→そのためには一流の高校をでる→そのためには一流の中学校をでる→ | 
| そのためには一流の小学校をでる→そのためには一流の幼稚園をでる」と考えるかもしれない。ここで、子供が小学生の時に親は、「良い中学校に | 
| 入るために、がんばりなさい。」といって聞かせる。ところが、中学生になったら、「良い高校に入るために…」で、高校生になったら | 
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   「良い大学に入るために…」といわれる。これでは、いつ今を精一杯生きるのかが分からないのである。 | 
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   確かに、未来を見通して今を生きる事も大切であるが、もっと大切なのは、今を精一杯生きる事だろう。「子供は大人を小さくしたものではなく | 
| 、それ独自の価値を持っている」と言う言葉があるが、未来のための今ではなく、今が価値を持っている。これからも僕は、未来のために今を生き | 
| るのではなく、今を精一杯生きたいと思う。 | 
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