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講評 |
題名: | 生か死か |
名前: | たぬき | さん( | のと | ) | 中1 | エンジュ | の | 池 | の広場
|
内容 | ◎ | 字数 | 617 | 字 | 構成 | ○ | 題材 | ◎ | 表現: | ○ | 主題: | ◎ | 表記: | ◎ |
"☆" いつの間にか「死」を意識しなくなった人間、「死」を意識しなくなったということは、「生」をも意 |
識しなくなったということですね。毎日がただ流れていき、その中に身をゆだねるだけの生活は、確かに平和で楽 |
でしょうが、緊張感に欠け、生きていることの喜びを見出すことのない生活でもありますよね。常に何かに追われ |
ているような気持ちでいることは、決して望ましいことではありませんが、ある程度の緊張感、切迫感といったも |
のを持っていた方がよい場合も多いはずです。 たぬき君が例に挙げてくれたテストの話は、そのよい例ですね。 |
テストがなかったら、ほとんどの人が勉強しないと言っても過言ではないような気がします。先生もテストがなか |
ったら、勉強しなかったであろう科目がいくつか…。いいえ、ほとんど…。(笑) 人間は、締め切りが決まって |
いないと、なかなか重い腰を上げることができません。でも、その逆だと、思いもよらないような成果を出せるる |
こともありますね。人生も同じこと。「死」という締め切りを意識したら、もっと有意義な人生が送れるような気 |
がしませんか? 実例、反対意見への理解を示しての結び、ともによく書けています。ただ、最初に、たぬき君の |
意見をはっきり示してみましょう。『人間は「死」というものをあまり認識していないと思う。』から一歩進んで |
、『人間は「死」というものをもっと意識した方がよいと思う。』など、どうするべきかという意見を書いた方が |
たぬき君の主張がはっきりするね。そして、いつものように複数の理由を挙げていくという形がとれるとよかった |
と思います。 命には限りがあるのだという現実を認識し、一日一日の重さを感じ、一日一日を大切に生きていき |
たいですね。そのためには、漫然と生活するのではなく、目標を定め、それに向かって努力していく姿勢が必要と |
なってくるのでしょうね。■名言の引用は、「ライオンは、一匹のウサギを倒すためにも、全力を尽くす。」が使 |
えそう。百獣の王ライオンも、獲物が取れなければ死んでしまうのですから、たかがうさぎとは言え、全力で狩を |
するのですね。 "☆" "☆" |
| メグ | 先生( | じゅん | ) |
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