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| 茶髪で伝統芸能かよ |
| アジサイ | の | 道 | の広場
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| たこたこ | / | こむ | 高1 |
人間は、他の生物と違ってあるがままの混沌の世界に対して、文化という装置によって秩序を回復する試みが行なわれ、それによって、人間は世 |
界を解釈することができるようになった生物である。 |
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各文化間の相違が現われてくるのは当然であり、文化の行なう秩序化からはみ出してくる部分が出てくるのは想像に難くない。そのはみ出した部 |
分をそのままにしておくことは、秩序の破壊につながってくるため、文化にとっては危険な存在になる。そのため、文化は、そのはみ出した部分を |
、消極的には「見えないもの」(インビジブル)として、積極的には禁忌(タブー)として抑圧する必要があるのである。 |
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しかし今日、異文化のものをすべて抑圧していっては「国際化」といわれている時代にはついていけないのである。 |
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トヨタのCMで茶髪のおにーちゃんが三味線をかっこよく弾いているものがある。CMの中でそれを見て「茶髪で伝統芸能かよ」と、その行為を拒絶 |
している漁師っぽいおじさんがいる。しかし、おにーちゃんは三味線をギターのように扱う事で、多くの人気を集めている。外国のミュージシャン |
とコンサートで共演したという話を聞く。これは三味線という日本の文化を外国の文化の中の人々に受け入れやすくした。普段通りにゆっくりと「 |
さくら」でも奏でたら外国の人は「こんなゆっくりで眠くなる音楽があるのか」と思い、なかなか取り入れてくれないだろう。 |
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―続く(かも) |
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