| 「間」の取り方 |
| アジサイ | の | 滝 | の広場 |
| りさ | / | あいす | 中3 |
| <img src="http://www.mori7.com/izumi/icon/icon002/turipaka.gif" |
| alt="img"> 話し上手と呼ばれる人は、話しの中に意識的あるいは無意識のう |
| ちに間をとりいれている。この「間」は、話しだけではなく、絵など、あらゆ |
| るものの必要とされているものである。 |
| 参考書などを選ぶ時などは、字がびっしりの参考書よりも、図や余白が多い |
| ものを選ぶ人が多数だろう。そのほうが、やる気がわいてくる。このことは、 |
| 私の経験上確かなことだ。このことから、余白いわゆる「間」の大切さが、よ |
| く分かるのではないか。参考書だけではなく、音楽にもいえることだ。ただ、 |
| 楽譜の通り楽器を演奏するだけでは、聞いている人はなんの感動も受けない。 |
| 自分なりに少しの「間」をいれる、これだけで、聞いている人の感動の度合い |
| が大幅に変わってくる。やはり、自然な「間」は大切なのだ。 |
| 私も、音楽は好きで音楽関係の部活に入部しているが、コンクールなどで他 |
| の学校の演奏を聞いて、心に残るものは、やはり「間」だ。演奏者がどれだけ |
| そろえて、自然な「間」をとりいれられるかが、そのカギとなっている。だが |
| 、私も演奏している身なので、身にしみてよく分かるがこの「間」の取り方を |
| そろえるということは非常に困難なものだ。 |
| サッカーワールドカップの試合など、高レベルの試合を見たら「間」を上手 |
| く使うことの大切さがよく分かる。中盤、あまり展開のしない、ゆっくりとし |
| たペースだったゲームが、終盤に近づくにつれてペースがアップし、盛んにシ |
| ュートが放たれるようになる。中盤に「間」をとりいれることによって、終盤 |
| に全力を注ぐという作戦だ。「間」はとらなければいけないが、とりすぎても |
| いけない、微妙なものだ。 |
| 「ライオンは、一匹のウサギを倒すためにも、全力を尽くす」という言葉が |
| あるが、いつもウサギを捕らえようと全力を尽くしているわけではない。のん |
| びりと寝転がっている時もあるのだ。そのような「間」は、動物にとっても、 |
| 人間にとっても限りなく必要なものだ。このような「間」を上手く使いこなせ |
| る人を目標として生きていきたい。そして、いざというときは今までの「間」 |
| の分の力を出し尽くし、危機を切り抜けたいと思う。 |
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