優れたヒトの学習能力 |
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りさ | / | あいす | 中3 |
ヒトと動物どちらが優れた学習能力を持っているのだろうか。それは、おそ |
らくヒトであろう。動物は生まれつき備わった知識が、非常に優れている。し |
かし、生きていく中で、学習により身につけていくという知識は、ほんのわず |
かである。しかし、反対にヒトは、動物に比べて生まれつき備わった知識は非 |
常に少ない。ほとんどが、学習により身につけた知識である。学習により身に |
つけた知識といっても、動物の場合は経験によって備わったもののことであっ |
て、文化という形において集積された他の個体の経験を摂取するということで |
はない。だが、このことにとってヒトは、非常に優れた能力を持っている。 |
また、動物は限られた環境で適応した身体を持っているのに対し、ヒトは環 |
境に対する柔軟性をもっているため、至るところで生活を営むことができる。 |
ヒトが学習によって身につけていく能力が優れているということは、生活を |
営むうえでちょくちょく感じることだ。学校で勉強したことが、だいたい身に |
ついてしまう、これは、動物から見れば天才のようなものだろう。これは、勉 |
強にだけいえることではなく、自分の尊敬するヒトを真似ることによって、ま |
たは尊敬する人が記した本を読むことによって自分の知識がより深まってくる |
ということからも言えるであろう。どちらにしても、人間が学習を積み重ねる |
ことによって知識が深まるということは、普段の経験状、例えばテスト勉強を |
しただけ、成績が上がるなどということから、証明されている確かなことだ。 |
ノーベル賞などを受賞するひとを考えてみれば、一目瞭然だ。動物が受賞し |
たなどということは聞いたことが無い。もっとも、ノーベル賞とは、ヒトが受 |
賞するためにつくられたものだろうが・・。 |
このことを考えてみると、ヒトとは学習すれば、かぎりなく知識が蓄積され |
ていくのではないだろうか。たくさんのヒトが知識をため続ければ、世の中に |
あるたくさんの問題を解決できるかもしれない。「辞書のような人間になるこ |
とではなく辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である。」 |
という言葉があるように、ただ、知識をためるだけではなく、それを応用して |
世の中のいろいろな問題に活用させていくことが大切なことなのだと思う。こ |
のことを信じて、これからの人生たくさんのことを学び、それをヒトのため、 |
世のためと使いこなせるようなヒトに私はなりたい。 |
ヒトと動物、やはり優れているのはヒトであろう。 |