生物界の中で… |
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惇平 | / | あはえ | 中2 |
鯨やライオンなどの大型哺乳類は、ある環境条件において繁栄することが出 |
来る。それに変わって猿人類は他の類とは違い学習能力を持っていて、様々な |
環境の中で繁栄することが出来る。つまり、他の大型哺乳類が特殊化するとい |
う方向で進化してきたのに対し、サルの仲間はむしろ、環境に対する柔軟性に |
おいて進化してきたと言うことが出来る。また、その猿人類の中で人間は、学 |
習が社会的な性格を持つに至っていて、 |
個体ごとの経験に基づく知識にばかりではなく、文化という形において集積 |
された他の個体の経験を摂取しうることにも依存している。そして、こうした |
知識が無ければ、人はいかにも無力な動物なのである。 |
最近『ズーラシア』という動物園が出来たが、その動物たちを運ぶには当然 |
人間の知識が必要ではないか。力ずくでゴリラを捕まえてきて檻の中に入れよ |
うとしても恐らくケガ人が〈毛ガニ食いてえ…〉(笑)出てしまうだろう。ま |
た社会面においても他の動物とは違い、苦しんでいる難民がいれば、必要なも |
のをふきゅうしたりできる |
つまり、人間は他の動物とは違い、言語などの知識によって己の非力さをカ |
バーしているといえる。他の動物よりはるかに優っているかもしれない。しか |
し、それによって世界中の動物が虐待を受けているのは納得行かないことだと |
思う。 |