まだ見ぬ世界 ~次の世代 |
への手紙 |
アジサイ | の | 谷 | の広場 |
拓馬 | / | ねき | 中2 |
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私は、今日の学校教育について少し疑問を感じている。本当にこのままでい |
いのか。自主的に取り組む学級委員は点数稼ぎと言われ、良心ではじめたリサ |
イクル活動やボランティアは良い子ぶっていると思われる。勉強の方は詰め込 |
み式、知識欲などかけらもない。塾には高い金を取られて、受験戦争なんて本 |
当に命懸け。こんな事を書いていったらただの愚痴になってしまうからこれま |
でにしておくが、とにかく、私たち学生の意志は関係ないといった感じで、全 |
て決められた枠の中だけの勉強、というのが本っ当に気にくわない。だから、 |
私たちの築いていく未来は、もっと意味のある学問にしていきたいと思う。 |
まず言いたいのは、小・中学校の勉強である。小・中学校は、まったくと言っ |
て良いほど、外界との接触がない。今の社会や色々な国の文化、また、人種問 |
題や環境問題に全然関心がもてない。こんな事では駄目である。まだ自分と異 |
なるものに対してバリアを持っていない少年少女に、「世界には色々な人がい |
て、色々な文化があって、色々な考え方がある。」と教える必要があると思う |
。そして、人の世界は自分だけがいるのではなく、他にもたくさんいることを |
知らせなければならない。そのためには、国境のない地球や、差別のない環境 |
を供給する必要がある。だから今、コソボ紛争なんてやっている場合ではない |
のである。次世代の人間たちのために、我々は努力を惜しんではいけないので |
ある。 |
しかし、このようなことをやっても、「地球」がなくなっては意味なしにな |
ってしまう。今、地球の環境は、かなり悪化している。毒ガスのような空気を |
吸い、どぶ川に流れているような水をのんでいても、体は壊れ、地球は破滅に |
突き進むだけである。それでは、次世代の学問云々どころではなくなる。では |
どうするか。答えは簡単に出る。要は、環境をもとの姿に戻せば良いのである |
。しかし、答えは簡単に出てもそれをどう実行するかが大変なのである。私が |
これを書いている間も、あなたがこれを読んでいる間も、環境破壊は着々と進 |
んでいる。そして、確実に「地球滅亡の日」は近づいてきている。我々は、そ |
の日を阻止しなければならない。そのために、本格的にリサイクルのことを考 |
えたり、多少の我慢も必要になってくる。 |
「未来にはひとりでにできる未来と自分で作る未来との二つがある。」とい |
う言葉がある。未来は変えられないものではない、ということである。「なる |
ようになる。悪くなったら、その時はその時」という考えでは、地球は破滅す |
る。国境は消えない。人種差別は終わらない。だから、我々一人一人が、一年 |
も早く国境を無くし、一日も早く人種差別を無くし、一分も早く環境を回復し |
、一秒も早くよい地球にしていかなければならないのである。それが、ここま |
で地球を汚し、他の生き物達を苦しめてきた人間の最大にして最小限の償いな |
のである。それが、我々が次世代の人間にしてやれる経った一つのことなので |
ある。<img src="http://www.mori7.com/izumi/icon/icon001/dkinngyo.gif" |
alt="img">←希望の光 |