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コンピューター制御の世の中
アジサイの広場
AE86えや中3
 生き物のように焔をあげ、やがて燃え尽きて灰になっていくかつての火の姿
には、霊的な生命を予感させる存在感があり、すべての人々の心に、火の思い
出にまつわる様々な感情を呼び起こしたものだったが、そんな火との対話さえ
、最近では次第に忘れられてく。それに代わって、家庭の中には、電気釜や電
子レンジが現れ、石油ストーブやセントラルヒーティングが普及し、かつての
ランプの焔のまわりに広がっていた闇のしじまは消え失せて、いたるところに
真昼のような人工照明の空間が出現してしまったのである。
 
 いまや熱の機能としての現代の「火」は、一方では飼いならされた柔順なし
もべであると同時に、他方ではいつどこで暴走するかもしれない不気味なダモ
クレスの剣と化してしまう。
 
 今は何もかもコンピューター制御の世の中になってしまい、便利な反面とて
も恐い面を持っている。最近よく聞く中学生などの未成年による犯罪も、ゲー
ムなどの影響で「傷つけること」があまりにも身近になってしまった、そのた
めに、それがどんなに恐ろしく残酷なのかということが分からずにそのような
事件を起こしてしまうのだろう。自分もゲームなどをよくやる。しかし、ゲー
ムでやっていることを「現実」と直接結びつけることは良くないと思う。最近
あった事件でいうと「ANAのハイジャック事件」だろう。これは「自分はシュ
ミレーションゲームで鍛えているから自分にも操縦できるはずだ」というのが
動機らしい。自分もゲームではかなり無茶なことをする。しかし、それを現実
に結び付けようなんて思わない。
 
 自分はどんな理由があろうと、そのようなことは絶対しない。例えどんなこ
とがあっても...
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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