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青春を永遠に続けよう
アジサイの広場
吉見こと大3
 本当の青春とは自分が青春などであることなどに決して甘んじたりはしない
自己否定の精神の事なのではあるまいか。現状を認めない、という事が未完成
な魂の特質であり、だからこそ完成へと向う逞しさが生まれる。
 
 自分も二十歳を過ぎて大人の仲間入りをした。私は二十歳を過ぎてから時間
が経過するのが早くなったと感じる。毎日が充実しているから毎日が早く感じ
るのだ、と言う人がいる。しかし現在の私は「単に時間に流されている」と表
現した方が正確だろう。中学、高校時代は「単に時間に流されている」という
実感が無く「自分に時間が追いつかない」という状態だった。(大げさ)これ
こそが青春だ。私を含めて多くの大人が毎日の時間を蛇口から流れる水の如く
浪費している。このような「抜け殻的青春」の状態を払拭するために私たちは
、どうすれば良いか。
 
 青春は目に見えるモノではない。人の心の中のみに存在する。つまり心の持
ち方次第では死ぬまで青春が続くのだ。「元気な大人」と「疲れた大人」の違
いは、ここにある。「元気な大人」の心の中には永遠に青春の灯火が燃え続け
ているのに対し「疲れた大人」には既に青春の灯火は燃え尽きてしまっている
。私たちは今一度、青春の灯火を点火しなければならない。その発火装置にな
るものが「生きがい」だ。私たちは中学、高校時代に運動、勉強、恋愛、友人
、、様々なモノに一生懸命に接した。これが十二分な「生きがい」だった。私
たちは「生きがい」となるモノを再確認すべきだ。
 
 青虫は何故、蝶に変化するのか。私には自然科学系の知識が乏しいため充分
な説明ができない。私が思うのは青虫の青虫として一生、地面に拘束され葉っ
ぱだけしか食べることが許されない自分(青虫)の人生から抜け出したい、そ
して自分の力で自由に飛び回りたい、という強い意志、希望が青虫を蝶へと変
化させるのではないか。私たちも蝶の様な羽(生きがい)を手に入れようでは
ないか。青春は「青い春」と書く。この「青」は「青虫」の「青」なのかもし
れない。(久しぶりに明るい文章が書けました)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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