| 「はぁ、もうすぐか。楽しみだなぁ。」 | 
| アジサイ | の | 泉 | の広場 | 
| ミッキー | / | けく | 小5 | 
| やっと、便秘(?)から解放され、これからイルカと泳げるといううれしさの | 
| あまりに、私の顔には、笑みがうかんだ。「お腹がいたかったのに、イルカと | 
| 泳いでいいの?」と思う人はいるだろう。けれど、もう本当に治っているのだ | 
| 。気力でね。今から、そのことを話そう。 | 
| 「うぅ~、あ~。」 | 
| もうすぐイルカと泳げるというのに、お腹をこわしてしまった…。いや、 | 
| 便秘(?)だったのだ。なぜって、その二日前に、林間学校があったからだ | 
| 。 | 
| だから、あまり、トイレにゆっくりいられなかった…。ということだ。 | 
| 「はやく、なおらないと…。」 | 
| と思っていた時、こんな声が聞こえた。 | 
| 「もしもし、たつ君。今日、用事ができちゃったから…。ごめんね。」 | 
| いとこだ。私がイルカと泳ぐのを見に行くために、友達と遊ぶのをあきらめ | 
| たのだ。これで行かれなくなったら、いとこが、かわいそうだ。 | 
| 「私は治る。私は治る…。」 | 
| 「それじゃあ、ドルフィンフィシュの方、ついてきて下さい。」 | 
| その声とともに多数の人の中から抽選で当たった九人が、歩きはじめた。 | 
| 一分ほど歩いたところには、エレベーターがあった。そこまでは、一般の人 | 
| でも、のぞけば分かるが、そこからは、はじめて見た水族館のうらがわだ。 | 
| 私は、興味しんしんで、ついていっていた。すると、気づかないうちに、 | 
| 更衣室にはいっていた。私は、毎週プールに通っているせいか、水着にきが | 
| えるのが、みんなに比べて、新幹線(私)と車(みんな)のようだった。けれ | 
| ど、早い人で、二十秒後…。みんながきがえ終わって、男子と合りゅうした。 | 
| 次は、ウェットスーツを着るそうだ。ウェットスーツを着るのは、大変で、足 | 
| は、担当の人にやってもらはないとできなかった。手は、自分でできるから、 | 
| 担当の人にビニールぶくろの切れはしをもらった。それを手の先にやり、通す | 
| とやりやすいそうだからだ。 | 
| 「全部着れた人は、ついてきてください。」 | 
| やっと、手の通った私はビニールを返して、ついていった。イルカのいるプ | 
| ールサイド全員が集まった時、担当の人は、六つの注意をいった。その後は、 | 
| まず、水なれだ。すると、ウェットスーツのなかに水がしみこんできた。気持 | 
| ちが良かった。けれど、じっとしているとういていられるといっても、やっぱ | 
| り、こわい。けれど、イルカと泳ぐ時にはすっかりなれていた。(バンドウイ | 
| ルカ六頭。三人ずつで泳いだ)そして、一人はなれてういている私にイルカは | 
| たくさんよってきた。うれしいのだが…。うしろからつつかれて、 | 
| おぼれそうになったり、尾びれでたたかれたり。まあ、大変だった。けれど | 
| 、とってもたのしかった。そしてイルカは、じっとしていればよってきてくれ | 
| る、とても人なつっこいかわいい動物だということが分かりました。 |