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夢に向かって
イチゴの広場
ホームズなか小5
「ふぅ。」
 
 と僕はため息を吐いた。今日も僕は、どこまでも続く夜空を見回した。(あ
の宇宙に飛び立てたらなぁ・・・)僕の夢は、宇宙飛行士だ。また、天文学者で
ある。夢を持ったきっかけは、伊豆で、満天の星を見たことである。それから
星に興味を持ち、父に図鑑を買ってもらった。もう一度伊豆に行ったときは、
図鑑を読んで得た、頭の中に入っている限りの知識を出し切り、夜空と照らし
合わせながら星を見た。そしてそのとき、
 
 「あの宇宙にいけたらなぁ・・・」とつぶやいたのがすべての始まりだったの
だ。僕には、もう一つ夢がある。それは、都会のスモッグをなくすことだ。そ
れがもし成功したとすれば、都会のスモッグがなくなり、多くの人に何気なく
満天の星を見てもらえるのだ。
 
 四年生の二分の一成人式のときに、夢カルタと言うものを作ったことがある
。それには、自分の夢を書き、カルタ風にするものなのだ。僕は、
 
 二十歳 成人式は 木星で
 
 というのを書いた。四年生の時の僕の夢は、いまも変わっていないのだ。宇宙
に対する男のロマンはすごいものだ!!一番行ってみたい星は、木星だ。そして
やっぱり・・・成人式をあげるぞ~!!
 
 みんなの夢は、男子が体を動かすものが多く、女子は人(動物)にやさしく
接するものが多かった。また、夢の変化についても調べてみた。幼稚園・一年
生時代はアニメなどのキャラクター、三・四年生は歌手・動物に関するものが
多かった。それは、現実と「夢」を比較する、判断力がついてくるからである
 
 「好きこそ物の上手」ということわざがあるが、好きなものこそ上達しやす
く、将来が楽しみなのである。逆を言えば、「下手の横好き」ということわざ
があるが、下手なのにその職になるということは、大変難しいことであると思
う。だから、下手で好きなものを選ばずに、得意なものを選べば良いわけだ。
夢と言うのは、担任の及川先生が言うように、ある程度の目標であり、その目
標に向かって、たくさん努力が出来るようにあるものだと思うのだ。・・・・・・・・
・・・・・窓を閉めて、僕が向かった先は自分の部屋だ。そして、父に買ってもら
ったあの図鑑を、うなり声をあげながら読みふけるのであった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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