スポーツの勝ち負け |
アジサイ | の | 峰 | の広場 |
T.O | / | いう | 高2 |
私達はスポーツを通じて様々なことを経験することができる。一生懸命努力 |
して勝利を手にした時の喜びはなんとも言えないうれしさがある。しかし、現 |
在ではスポーツの最大の目的が「自分の力を試す」ことから「勝つ」ことに切 |
り替わってしまい、勝つためなら手段を選ばないなどという傾向まで表れてい |
る。たしかにスポーツにおいて、勝つことは重要なことだが、それだけが目的 |
ではないと思う。やはり勝敗より自分がどれだけベストを尽くせたかどうかが |
大切なのではないか。 |
私は中学時代サッカー部に所属し、中一のうちは練習試合だけだったが部員 |
全員平等に試合に出してもらえた。けれども、学年があがるにつれ公式戦はも |
ちろんのこと練習試合ですら私のような二軍レベルの選手は試合には必ず来い |
といっておきながら、一分も出場させず見学だけでとんぼ帰りさせた。そのと |
きは自分のチームが勝っても、喜びも何もわいてこなかった。たとえ何点差つ |
けられて負けても、自分のベストを尽くした方が悔いが残らない。「スポーツ |
における喜びは勝利ではなく、自分の実力を発揮することである」と私は言い |
たい。 |
親が男の子に将来望む職業に「スポーツ選手」が「公務員」に次いで、12 |
.9%という数字を残している。その親達が子供にどういった思いでそうなる |
ことを望んでいるのかは人それぞれだが、子供達に勝つことへの執念だけでは |
なくスポーツに参加することの喜びも同時に伝えることを忘れるべきではない |
と思う。 |
勝敗にこだわることが必ずしも悪いことではない。競争が無くなったら人間 |
は向上心を失い、成長しなくなってしまう。しかし、「人間が旅行するのは目 |
的地に着くためではなく旅をするためである」といわれるように、スポーツで |
も勝利という「目的地」にたどり着くだけが本当の目的ではなく、プレイとい |
う過程を通して自分自身の向上、そしてまわりの仲間たちとどれだけ互いに高 |
めあえるかが大切なのではないかと思う。 |