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理屈より直感
アジサイの広場
りさあいす中2
 日本人は淡泊好みである。その日本人が考え出した詩型が和歌であり俳句
 
 である。しかし、この和歌や俳句は外国人には、意味の分からないものとし
か受け取られない。日本人の考え方は「理屈より直感」なのだ。日本人が淡泊
好みであるということは、日常生活のなかからいくつかあげられる。
 
 例えば、日本人と外国人の食事内容からもいえるだろう。日本人はさっぱり
としたご飯と御みそ汁、漬物を好んで食べる。しかし、多くの外国人はこって
りとした、味の濃いチキンや、ハンバーガーを好んで食べている。また、よく
日本人が海外から帰ってきた時「ご飯をたべたい。」と言うことからも、日本
人が淡泊好みであることの証拠となるのではないか。このことは20代独身男
女の理想となる朝食がパンよりもご飯だということからも分かる。
 
 「理屈より直感」を大切とする日本人の考え方は、遠まわしの言い方をよく
することからいえる。作文などでも、会話のなかでもよく遠まわしの言い方が
使われる。これは、相手に自分の言いたいことを察してもらうという考え方が
そなわっているからだ。相手の言いたいことを察すには直感が必要となってく
る。理屈を考えていたら、会話がすすまないのだ。また、直感がすぐれている
と美的センスにもめぐまれる。
 
 このことから、物事はなにかと理屈が大切だがなによりも直感がすぐれてい
ればすべてがうまくいくということがいえる。テストなどでも理屈を考えてい
る時間はない。分からないところがあったら直感に頼るしかないのだ。