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ひとこと(8月4週)
どこかへ旅行が
イチゴの広場
酔月あも高3
 旅行をする時、いくらガイドブックで調べても、自分でいって見なければ分
からないものがある。また、旅には、調べ尽くしてから行くほかに、運試し的
なやり方がある。一般的に案内書などにてんでかまわない方法は一般人に勧め
がたいものであるが、便利と安全のために自分を売ることへの恐れは新しいも
のの発見にながるのである。
 
  私たちは百代の過客である月日の流れを画一的な生活にとどめているとこ
ろがある。そこで、もっと動きのある計画されていない生活をたまにしていく
ことが必要なのではないだろうか。
 
  今年の体育祭はすごかった。それは競技名の変更にあった。実行委員であ
った私は他のメンバーとともに後先考えず伝統的な競技名を変えてしまったの
だ!「騎馬戦」を「サクラ大戦」にかえてみたり、「棒倒し」が「棒険ヤロウ
!」に変わってみたり…。それはそれはPTAが黙ってないような、名前だっ
た。ところが、例年にない盛り上がりを見せた(ようだった)。53年間の型を
破ったことによる新しい発見であったのだ。
 
  だが、計画されていないことが続くと問題になることもある。スプロール
現象というのがある、これは都市部の無計画な建築の様子をいう。こういうと
きはホーメストのCMではないが、「だから設計力」が必要なのだろう。
 
  最近はロボットもすぐれてきて、自分で考えてサッカーをするようにもな
っている。ところが人間はどうだろうか?むしろ能力がありながら、使い切れ
ていないのではないか。これでは、ロボット以下だ。人間には揺らぎがあるの
だ。その揺らぎを生活にも生かせることが、生活を動きのあるアクティブなの
もにするのではなかろうか。
 
  会議室で案ずるよりも表に出て生むが易いはずなのだ。失敗を恐れぬ私の
ような人間にとっては。