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他人の利益と自分の利益
アジサイの広場
ペー吉うき中2
■私は、自分の利益と他人の利益とを比べた場合、真に優先するべきなのは他
人の利益だと思う。自分の利益を優先すれば、自分は楽しいし、これからの行
動も楽になっていくだろう。しかし、自分の利益だけを追求した場合、人間関
係はどうなるだろう。誰でも、奪われることより与えられることを望んでいる
。それを考えた場合、自分が少し我慢をするだけで、人間を一人幸せにできる
のだ。少し幼稚な例えになってしまって申し訳ないが、例えば、自分と相手の
好物が同じ物だったとする。そして、大皿からそれを互いにとっていくという
食べ方だったとする。自分が三つ食べて、相手が食べるのが二つだけ、という
状況になれば、当然相手は不満に思うだろう。
 
 ■確かに、自分が特をすればそれでいいという考え方もある。誰だって自分
の身の方が可愛いし、なにより他人の問題より自分の問題の方が「必要」をは
るかに実感しやすいからだ。しかし、地球上の人間が一斉に自分の利益だけを
思って行動したらどうなるだろう。想像してみてもらいたい。自分と他人で食
べ物を奪い合うとき、なんの断わりもなくこちらが多く食べたなら、相手は不
満に思う。その点、自分がが満すれば、相手から不満もでないし、なにより、
当たり前のことだが「自分が食べられない」ということが事前に分かっている
ために、諦めることも容易に可能だ。
 
 ■「情けは人のためならず」。自分の行なった善孝は、いつかは自分のため
になる。つまり、他人の利益を尊重するということは、広い意味では自分の尊
重にもつながるのかもしれない。少々皮肉っぽく考えると、自分の利益につな
がるからこそ人間は、ほんの少しだけ決意すれば、他人に親切にできるのかも
しれない。
 
 
 
 
 
 注:当初のデータが消えたので、別の題名で書かせていただきました。
 
  また、提出が遅れてしまって申し訳在りませんでした。