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おもちのような日本の教育(facebook記事より) as/1412.html
森川林 2012/01/22 10:42 



 日本の教育の特徴は、だれでも例外なく
 ひととおりのことができるようにすることにある。
 競争によって勝者と敗者を分け、
 勝者が社会を引っ張るという仕組みではない。

 それが例えば匠の技と呼ばれるもので、求められているものは気紛れな天才ではなく、きちんとした仕事のできる人でした。

 ここには、人間はだれでも時間をかければ同じところまで行けるという考えがありました。

 更に言えば、そこには、教育というものが、人間の外側にある何かを身につけるものではなく、人間にもともと備わっている何かを磨いていくものだという考えがありました。

 だから、日本ではあることができる人が現れると、我も我もと同じことができる人が現れてくるのです(笑)。

 これから、個性を発揮して生きていく人が現れると、同じような人が次々と現れてくるでしょう。

 まだそうなっていないのは、個性を経済の世界に結びつける仕組みが整っていないからです。

 欧米の経済破局によって、日本はこれから大きく独立の道を歩み出すでしょう。

 そのとき、日本の指針となるものは、欧米の教科書ではなく(それはもうかなりマスターしてしまったので)、日本の過去の伝統です。

 日本の伝統を現代に復活させ、それを今ある科学技術の基礎のうえに、新しい日本の文化として作り出していくことがこれからの日本の進む道になっていくと思います。


 ということで、今日のテーマは、伝統の復活。

1、伝統の復活についてひとこと、
 又は、
2、「でん、と、う」「ふっ、か、つ」で五七五(「ふっ」で始まる言葉があるかなあ)
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 教育における伝統の復活が、寺子屋式勉強法です。

 言葉の森では、森林プロジェクトによって、この寺子屋の勉強を現代的に復活させていきたいと考えています。

 寺子屋というと、古くて時代後れの感じがする人もいると思いますが、この寺子屋の勉強法によって、日本は、明治時代を切り開いた錚々たる人材を生み出しました。

 その秘訣は、優れた教材の反復と、家庭と地域ぐるみの教育でした。


 それでは、今日も、日本の未来に思いを馳せながら、暖かな家庭で静かないい一日をお過ごしください。


(写真は「SOZAIjiten」より)
 早い遅いの違いはあるが、おもちはみんな同じようにふくらんでくる。
 これがたぶん、日本の未来の教育のイメージに近い(笑)。


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