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 教えない教育によって自ら学ぶ力がつく、算数と作文の勉強法 言葉の森 | 作文国語教室【公式】
 
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教えない教育によって自ら学ぶ力がつく、算数と作文の勉強法 as/2142.html
森川林 2014/05/16 08:15 
修 削


 例えば、子供が算数の問題をやっているとき、わからない問題があると、親や先生にすぐ聞くことがあります。
 「わからない」「教えて」という言葉を聞くと、誰でも教えてあげたくなります。そこで、ほとんどの親や大多数の先生は、その子がよくわかるようにと教えてしまいます。
 しかし、そこで満足できるのは、教えた親や先生の方であって、子供ではありません。人間は、受け身でいるときには本当の喜びは感じないのです。

 では、どうしたらよいのでしょうか。ここで、いろいろな工夫が出てきます。
 すぐに「わからない」という子には、「もう一度考えてごらん」で済むこともあります。
 自分なりに考えてわからなかったという子には、その問題を解法のどこからどこに行くところがわからなかったのかを説明させます。すると、問題の焦点がはっきりしてきます。
 多くの場合は、その子の持っている問題集や参考書のどのあたりに似た例があるかを見て、そこを読み直すように指示することで、子供は自分なりに問題を解決します。

 こういう勉強の仕方をしていると、子供は自分で考えて勉強するようになります。この勉強の仕方は、算数以外のどの教科の勉強にも生きてきます。
 自分で進める勉強をさせる上で大事なことは、第一に、問題の採点を子供自身にさせることです。第二に、勉強が終わった時点で、その日にやった問題と答えの説明を、子供から親や先生に説明させることです。
 先生の役割は、教えることではなく、子供が理解したことを聞いてあげることです。

 作文も同様です。しかし、作文の場合は、解法がありません。だから、昨文を書き始めてから、子供が、「わからない」と言うときには、先生は教える以外にないのです。

 作文における自学自習は、わからなくなってから考えさせることではなく、事前の予習をさせることです。事前に長文を読んでおき、家族に取材しておけば、ほとんどの課題は自分で考えて書いていくことができます。
 作文の勉強をしていて上達の早い子は、そういう勉強の仕方をしている子です。上達の遅い子は、事前の予習や準備がなく、その場で一生懸命考えて書こうとする子です。

 従来の教える教育では、先生の教え方が重要でした。だから、優れた先生が一人いればよかったのです。
 しかし、教えない教育では、主人公は先生ではなく生徒自身です。それぞれの生徒のそれぞれの理解の仕方を聞いてあげることが、先生の役割になります。だから、生徒の数だけ先生が必要になります。
 そういう先生の役割を果たせるのは、家庭における親なのです。



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コメント欄

sizuku 2016年9月6日 8時16分 51 ▽
算数や数学で「どう考えてこの答えになったのか」という問いをほとんどの生徒さんは嫌がります。
「ここはどうしてそうなるの?」と聞くと「さっきの問題でもそうやってたから」「先生がそうやってたから」のように返ってくることが意外に多いです。
「いやいや…。そこ説明できないと他の問題できないから」と突っ込みますが。
正解した問題でも、説明してもらうと盲点が見つかることが多いです。

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