ログイン ログアウト 登録
 上達が早い電話指導の作文教室 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 2435番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
上達が早い電話指導の作文教室 as/2435.html
森川林 2015/10/05 14:49 


●作文の学習は、毎週書くことで上達

 作文力は、数多く練習することで上達します。回数が少なければ、いくら懇切丁寧な添削を受けても、実力はつきません。作文は、知識や理解の勉強ではなく、体力をつけるような勉強だからです。
 言葉の森では、週に1回のペースで作文を書き、次の週には先生の講評が届きます。毎週の作文の間の1週間は、感想文のもとになる長文を読み、似た例を取材し、親子で対話をして自分の考えを深める時間です。
 この1周間のサイクルを続けることで、作文力は上達していきます。
 また、臨時に休んだ場合は、ほかの日時に先生の解説やアドバイスを聞く振替授業を受けることができます。このため、ほとんどの生徒が毎週コンスタントに作文を書いて提出しています。
 だから、通信教育でありながら、通学教室と同じように続けやすい勉強になっているのです。

●電話指導があれば楽しく続けられる

 作文は、負担の大きい勉強です。夏休みの読書感想文の宿題なども、多くの子供は締め切りぎりぎりまで取り組もうとしません、これが、やろうと思えばすぐにできる算数数学や英語や理社の勉強との大きな違いです。文章を書くことは、それだけ精神的な負担が大きい勉強なのです。
 この傾向は、学年が上がるほど強くなってきます。小学校低中学年のころは、作文の内容も事実経過が中心ですから、誰でも何とか書けますが、高学年になり、説明文や意見文になると、難しさは倍加してきます。
 そのときの勉強の助けになるのが、先生からの電話指導です。毎週決まった時間に担当の先生からの電話があると、その電話の説明がきっかけになり、無理なく作文に取り組む姿勢ができます。
 また、寺子屋オンエアとセットで作文の勉強を行えば、作文を書いている最中も先生が見ていてくれ、作文の終了時にも先生と対話することができます。
 担当の先生とのつながりがある中で勉強ができるので、誰でも楽しく続けられるのです。

●作文検定試験の目標で意欲的な学習を

 作文指導というと、赤ペン添削を連想する人が多いと思います。しかし、赤ペンによる添削が有効なのは、既にある程度の文章力を持った大人です。文章力の勉強の途上にある小中学生は、赤ペン添削よりも、事前に、何をどういう方向で書いたらよいのかを指示することが大切です。
 言葉の森の事前指導は、字数と表現項目と構成方法と表記注意で成り立っています。表現項目とは、比喩や描写や名言などを使って表現上の工夫をすることです。構成方法とは、理由を書くとか方法を書くとかいう文章の展開部分の構成の仕方です。表記注意とは、段落の付け方や読点の打ち方などの注意です。
 このような事前指導によって、生徒は作文を書く際の目標がわかります。そして、この事前指導があることによって、作文検定試験という客観的な評価ができるようになります。更に、高学年の作文検定では、自動採点ソフト森リン(言葉の森の特許)によって語彙力の総合的な評価もできるようになっています。

●プレゼン作文発表会で全国の友達と交流

 作文を書くことに慣れてくると、自分の作文を発表したくなってきます。特に、小学4年生からは、子供自身によりよい作文を書こうという気持ちが出てくるので、発表することへの意欲も強くなってきます。
 しかし、今の世の中にある発表の機会は、コンクール応募など、一部の優秀作品しか評価されないものが多く、誰もが参加を楽しめるものになっていません。
 プレゼン作文発表会は、それぞれの生徒が自分の個性に合わせて、作文に絵や写真や音楽を組み合わせて発表するという企画です。
 通信で勉強している生徒も、インターネットを利用して自宅のパソコンから発表会に参加できます。
 発表会は、10人未満の小グループを多数作って行うので、それぞれの生徒が自分の作文をじっくり発表でき、その発表を通して全国の友達と交流することができます。
 作文は、書くだけで終わりにせず、発表することまで含めて初めてひとまとまりの表現活動となるのです。



同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
作文教育(134) 言葉の森の特徴(83) 

コメント欄

森川林 2015年10月6日 8時46分  
 作文の勉強で大事なことは、作文を書いたあとの赤ペン添削ではありません。作文を書く前の事前指導です。
 赤ペン添削が有効なのは、既に文章力が確立している大人です。
 文章力が発達途上にある子供は、赤ペン添削では上手にならないのです。

 なぜかというと、作文は答えのない勉強だからです。
 計算練習や漢字の書き取りや理科や社会の勉強では、答えは決まっています。だから、間違えたところを赤ペンで指摘すればそれがそのまま勉強になります。
 これに対して、答えのない作文の勉強では、まずその作文で何が求められているのかを子供に伝える必要があります。これが事前指導です。

 しかも、その事前指導は一律ではありません。その生徒の実力にあった事前指導でなければ、効果がないのです。
 更に大事なことは、たとえその子にあった事前指導をしたとしても、すぐに結果がでるわけではないということです。
 作文は、書き方を理解すれば書けるというものではなく、その書き方を実行するだけの書く力がないと、書き方が生きてきません。

 例えば、「たとえを使う」という表現項目は、書き方の上では誰でもできます。
 しかし、同じようにたとえを書いても、いつもパターン化されたたとえを書く子と、いつも新しい自分なりのたとえを書く子がいます。
 この差は、書き方の差ではなく書く力の差です。

 その書く力は、読む生活によって作られます。
 だから、読書と長文の音読と家族の対話が、作文力の土台となっているのです。


コメントフォーム
上達が早い電話指導の作文教室 森川林 20151005 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
ちつてと (スパム投稿を防ぐために五十音表の「ちつてと」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
作文教育(134) 言葉の森の特徴(83) 
コメント1~10件
読解問題の解き Wind
面白かった 10/11
記事 4027番
長文の暗唱のた たろー
この世で一番参考になる 9/30
記事 616番
「桃太郎」を例 匿名
役に立った 8/15
記事 1314番
日本人の対話と 森川林
ヨーロッパの対話は、正反合という弁証法の考え方を前提にしてい 8/6
記事 1226番
日本人の対話と よろしく
日本人は上に都合がよい対話と言う名のいいくるめ、現状維持、そ 8/5
記事 1226番
夢のない子供た 森川林
「宇宙戦艦ヤマトの真実」(豊田有恒)を読んだ。これは面白い。 7/17
記事 5099番
日本人の対話と 森川林
 ディベートは、役に立つと思います。  ただ、相手への共感 7/13
記事 1226番
日本人の対話と RIO
ディベートは方法論なので、それを学ぶ価値はあります。確かに、 7/11
記事 1226番
英語力よりも日 森川林
AIテクノロジーの時代には、英語も、中国語も、つまり外国語の 6/28
記事 5112番
創造発表クラス 森川林
単に、資料を調べて発表するだけの探究学習であれば、AIでもで 6/27
記事 5111番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習