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森林プロジェクトと作文教育文化 as/2914.html
森川林 2017/04/11 06:50 


 今、言葉の森では、森林プロジェクトの作文講師資格講座の参加者を募集しています。
 これは、言葉の森の35年間の作文指導の実績に基づく作文指導ノウハウを伝える講座です。
 内容は、4時間半のビデオと30ページのテキストと、その後の研究会など各種企画のフォローです。

 言葉の森では、この講座で、日本の子供たちに作文教育の文化を広げていきたいと思っています。
 作文教育の文化とは、子供たちの日常生活で作文が話題になり、家庭でも作文の話が家族の話題として取り上げられ、地域でも子供たちのプレゼン作文発表会などが企画されるという文化です。

 そして、この作文教育を中心として、そのほかの様々な教育実践が、家庭や地域を基盤として企画されるような将来のビジョンを考えています。

 その教育実践のいくつかの例が、現在言葉の森で寺子屋オンラインの企画として行っている、思考発表クラブや自主学習クラスや自然寺子屋合宿などです。

 大学や大学院などの高等教育では、教える先生の高度な専門性が必要になります。
 それは、学ぶ生徒がそれぞれの専門分野を習得することを希望するようになるからです。

 しかし、小学校や中学校の基礎教育では、子供たちの興味関心を育てる幅広い多様性が必要になります。
 それは、このころの子供たちが、いろいろな可能性を経験したいと希望しているからです。

 その幅広い多様性を提供するのは、専門の先生というよりも、家庭でその分野に興味関心を持ち、それを子供たちに伝えることに熱意を持つ普通の父親や母親です。

 森林プロジェクトは、当面は作文教育という分野を中心に運営していますが、将来は、現在寺子屋オンラインで行っている多様な教育企画をできるようにしていく予定です。



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コメント欄

森川林 2017年4月11日 7時3分 1 
 小中学生の成長の基盤は家庭です。
 だから、どんなによい先生よりも、親がいちばんよい先生です。
 ただし、親は誰でも親になるのは初めてなので、そこに教育のノウハウが必要になります。
 ノウハウさえあれば、最も熱意を持つ人が最もよく子供たちを育てることができるのです。


nane 2017年4月11日 7時10分 1 
 シェアリングエコノミーというのは、まだ日本ではあまりなじみのない言葉ですが、要するに自分たちでできることは互いに協働してやろうということです。
 子供たちの教育も、これからそういう流れになっていくと思います。
 家庭と地域を基盤とした子育てをオンラインでつなげていきたいと思っています。


namura 2017年4月11日 8時42分 10 
近くに森林プロジェクトの教室があれば、一緒に作文発表会を行ったり、暗唱大会を行ったり、楽しい企画を行うことができそうです。

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