ログイン ログアウト 登録
 不登校の子も参加できる――個性を生かす創造発表クラス、土曜日10時開講 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 4594番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/23
不登校の子も参加できる――個性を生かす創造発表クラス、土曜日10時開講 as/4594.html
森川林 2022/12/10 05:49 


●動画:https://youtu.be/km71RfD9vaU

 今、学校に行かない子が増えています。
 私が知っている範囲で言うと、そういう子供たちは、みんな優秀です。
 普通に勉強すれば、学年のトップクラスに入るような子たちばかりです。

 勉強もできるし、考え方もしっかりしているし、コミュニケーション力もあるし、何も問題がないどころか、みんなのリーダーにもなれるような明るい性格の子供たちです。
 子供たちと言っていますが、私が知っているのは、主に中学生ぐらいの生徒たちです。

 そういう恵まれた素質を持つ子供たちが、学校に行っていないことを自分のマイナス面であるかのように感じて、萎縮していることがとてももったいないと思います。

 創造発表クラスは、もともと自由な創造的な発表をするクラスとして作りました。
 ただ、教材もカリキュラムもないので、生徒も先生もやりにくいところがあるかもしれません。

 しかし、私は、教材やカリキュラムがなくても楽しくできるのが、創造発表クラスの本来の姿だと思っています。

 これまで、創造発表クラスでは、とても優れた発表がありました。
 ちょうど小学5、6年生ばかりが集まった5人ぐらいのクラスがありましたが、毎回どの子も個性的な発表をするので、熱で学校を休んだような子も、創造発表クラスだけは参加するというほどでした。その子たちは、学校の勉強もとてもよくできました。


 今後、土曜日10:00に読書と対話をセットにした創造発表クラスを開設します。

 この創造発表クラスでは、次のような形で授業を進めていきます。

 最初は、読書紹介です。今読んでいる本をお互いに紹介します。
(これはどの講座でもやっていますが。)
 そのあと、質疑応答をして、次に、各自のやっていることを発表してもらいます。
 この発表が創造発表クラスの中身です。

 発表の内容は、何でもいいのです。
 大事なことは、自分の本当に好きなことを発表することです。参考書のコピーのようなことを発表をするのではありません。

 名前のとおり創造ですから、ほかの人がやっていないことを発表することです。レベルは低くても高くても構いません。
 新しいことをやろうとすれば、失敗することも多くなります。その失敗も創造です。
 要は、自分の好きなこと、ほかの人のやっていないこと、というのが基本です。

 発表することがまだできていない場合は、授業の中で、みんなの発表を聞きながら、自分の発表の準備をするか、途中経過までを発表するという形で参加できます。
 発表が目的ではなく、発表という結果を目標にして、創造する過程が本当の目的です。


 私は、オンラインクラスの仕組みを作った最初のころ、もう10年以上前になりますが、この創造発表クラスの仕組みを作りました。
 私は、自分のうちの子2人が小学1年生のときに、2人をそれぞれ言葉の森の作文教室に入れました。
 うちの子は、ほかの習い事は、何もしませんでした。
 しかし、そのときに、創造発表クラスのようなものがあれば、そのクラスにも必ず入れたと思います。

 作文と創造発表と読書は、同じような性格の勉強です。
 学校の普通の勉強は、やればすぐできる勉強です。
 数ヶ月か、長くても1年間集中して取り組めば、中3までの学校の勉強はすぐに追いつけます。
 それは、答えの決まっている勉強だから、本気でやればすぐにできるようになるのです。

 しかし、多くの子は、その退屈な勉強の過程で、それなりに文章を読んだり、問題を考えたりして頭を使います。
 だから、勉強で成長するのではなく、勉強に取り組む過程で成長しています。
 大事なことは、何に取り組むかではなく、取り組むこと自体なのです。

 その取り組みを、させられる取り組みではなく、自分から進んで選ぶ取り組みにするのが、創造発表クラスの勉強です。

 土曜日10時の創造発表クラスの対象学年は、小学校高学年から高校生までとします。
 小学5年生以上になると、考える力がつくので、自分なりの創造ができるようになります。
 創造発表クラスの勉強のあと、大学に入り好きな勉強をして、社会に出て活躍することまでがゴールです。

 このクラスは誰でも参加できますが、特に、学校の勉強に飽き足らない人、学校にあまり行っていない人が、主に参加するといいと思います。
 もちろん、学校に仕方なく行っている人も参加できます。
 仕方なくというのは、学校の勉強はつまらないが、好きな人がいるから行っているというようなことです。私がそうでした(笑)。



同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
不登校(0) 創造発表クラス(0) 

コメント欄

森川林 2022年12月10日 20時11分  
 学校の勉強を面白いと思っている子は、ほとんどいないと思います。
 みんなが我慢して学校に行くのは、男の子の場合は主に可愛い子がいるからです。

コメントフォーム
不登校の子も参加できる――個性を生かす創造発表クラス、土曜日10時開講 森川林 20221210 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
つてとな (スパム投稿を防ぐために五十音表の「つてとな」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
不登校(0) 創造発表クラス(0) 
コメント1~10件
読解問題の解き Wind
面白かった 10/11
記事 4027番
長文の暗唱のた たろー
この世で一番参考になる 9/30
記事 616番
「桃太郎」を例 匿名
役に立った 8/15
記事 1314番
日本人の対話と 森川林
ヨーロッパの対話は、正反合という弁証法の考え方を前提にしてい 8/6
記事 1226番
日本人の対話と よろしく
日本人は上に都合がよい対話と言う名のいいくるめ、現状維持、そ 8/5
記事 1226番
夢のない子供た 森川林
「宇宙戦艦ヤマトの真実」(豊田有恒)を読んだ。これは面白い。 7/17
記事 5099番
日本人の対話と 森川林
 ディベートは、役に立つと思います。  ただ、相手への共感 7/13
記事 1226番
日本人の対話と RIO
ディベートは方法論なので、それを学ぶ価値はあります。確かに、 7/11
記事 1226番
英語力よりも日 森川林
AIテクノロジーの時代には、英語も、中国語も、つまり外国語の 6/28
記事 5112番
創造発表クラス 森川林
単に、資料を調べて発表するだけの探究学習であれば、AIでもで 6/27
記事 5111番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
標準新演習算数 あかそよ
3の1はできました。 2は、答えを見るとなんとか理解できま 11/23
算数数学掲示板
2024年11 森川林
●サーバー移転に伴うトラブル  本当に、いろいろご 11/22
森の掲示板
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習