ログイン ログアウト 登録
 新小学1年生から始める作文と総合学力(1) Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 4653番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
新小学1年生から始める作文と総合学力(1) as/4653.html
森川林 2023/02/21 07:29 


 言葉の森の作文と総合学力は、幼長、小1から始めることができます。
 なぜ、このように早くから始めるのがいいかというと、第一に、毎日の勉強の習慣がつくからです。
 第二に、読書紹介や学習の中で、自分から進んで発表する力がつくからです。
 第三に、対話型の勉強を通して、親子の間でも対話の機会が増えるからです。

●総合学力クラスで、毎日の読書の習慣がつく

 毎日の勉強の習慣の中でも、特にわかりやすいのが、読書の習慣と暗唱の習慣です。
 国語や算数の勉強は、ほとんどの子が行っていますが、毎日の読書は、子供によって大きな差があります。
 この読書が、子供時代の学力形成で最も大事なものです。

 本をよく読んでいる子は、どの勉強もできるようになります。
 国語はもちろん読む力が必要ですが、算数も国語と同じように読む力が必要です。
 プログラミングも、先に進むほど、説明を読んで理解する力が必要になります。

 読書力は、目立たない力なので、家庭学習の中では見落とされがちですが、総合学力クラスの読書紹介を通して、子供の読書力の大体の傾向が把握できます。
 同年齢の子供たちの読書と比較して、どういうレベルの読書が必要かということが自ずからわかってくるのです。

●総合学力クラスで、暗唱の練習ができるようになる

 暗唱の練習は、家庭で独自に進めることはなかなかできません。
 それは、お父さんお母さんが、子供時代に暗唱の練習をした経験があまりないからです。

 暗唱の授業が月に1回あれば、その授業を目標に毎日の暗唱を続けることができます。
 暗唱の練習を毎日していると、自然に暗唱をすること自体が面白くなってきます。

 この暗唱力が、学力全体の土台になります。
 暗唱力のある子は、学年が上がるにつれて成績がよくなります。
 暗唱力と学力には、高い相関があります。

 総合学力クラスで、読書と暗唱という2つの大事な家庭学習の習慣がつくのです。

●作文クラスは、ひらがなが読めれば、まだ書けなくても始められる

 作文クラスは、まだひらがなが十分に書けない時期からでも始めることができます。
 生徒本人が書けない間は、親が子供の話を聞いて書いてあげることができるからです。
 その作文を子供が読むことによって、正しい作文の書き方を身につけ、自分で作文を書けるようになります。

 親子合作の作文では、最初は、題名だけを本人が書き、続きを親が書いてあげるというような形で進めていきます。
 親子で対話を楽しみながら、子供の実力に合った能率のよい作文の練習ができるのです。

●作文クラスで、題材選びの習慣がつく

 作文クラスで、毎週作文を書く練習をしていると、題材選びの習慣がつきます。
 日常生活の中で、面白い出来事があったとき、よりよく観察しようという意識が生まれます。作文の勉強によって、観察力が育つのです。

●毎週作文を書く習慣が、記述力、作文力を育てる

 毎週作文を書いていると、書くことが苦にならなくなります。
 このときに大事なのは、書いたあとの作文を直さないことです。
 書き方の間違いがあるのは、作文力の問題ではなく、読書力の不足という問題だからです。
 作文の上だけで間違いを直そうとすると、なかなか直らないだけでなく、書くことが苦手になります。

 これからの学力評価は、知識の再現力から、記述力、作文力、面接力の方に移っていきます。
 そのときに、自分で書く力や話す力が重要になります。
 それらの力の中心になるのが作文力なのです。
(つづく)



同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
総合学力クラス(0) 小学校低学年(79) 

コメント欄

コメントフォーム
新小学1年生から始める作文と総合学力(1) 森川林 20230221 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
しすせそ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「しすせそ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
総合学力クラス(0) 小学校低学年(79) 
コメント1~10件
読解問題の解き Wind
面白かった 10/11
記事 4027番
長文の暗唱のた たろー
この世で一番参考になる 9/30
記事 616番
「桃太郎」を例 匿名
役に立った 8/15
記事 1314番
日本人の対話と 森川林
ヨーロッパの対話は、正反合という弁証法の考え方を前提にしてい 8/6
記事 1226番
日本人の対話と よろしく
日本人は上に都合がよい対話と言う名のいいくるめ、現状維持、そ 8/5
記事 1226番
夢のない子供た 森川林
「宇宙戦艦ヤマトの真実」(豊田有恒)を読んだ。これは面白い。 7/17
記事 5099番
日本人の対話と 森川林
 ディベートは、役に立つと思います。  ただ、相手への共感 7/13
記事 1226番
日本人の対話と RIO
ディベートは方法論なので、それを学ぶ価値はあります。確かに、 7/11
記事 1226番
英語力よりも日 森川林
AIテクノロジーの時代には、英語も、中国語も、つまり外国語の 6/28
記事 5112番
創造発表クラス 森川林
単に、資料を調べて発表するだけの探究学習であれば、AIでもで 6/27
記事 5111番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習