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毎日の勉強が楽しくできる「自習表Ver4.2」 as/2228.html
森川林 2014/09/26 12:56 


 勉強の基本は、家庭で行う自学自習です。
 ところが、低学年のうちは親が見てあげることによって家庭での自習も順調に進みますが、学年が上がるにつれて、家庭で子供が自分で勉強をするという体制を作るのが難しくなってきます。

 そこで、多くの子供の勉強は、次のようになりがちです。
・親が何度も言わないと勉強しない。
・勉強に集中せずにすぐに気が散る。
・宿題があると、宿題だけをやっておしまいにする。
・家庭で親が教えると親子げんかになる。
・毎日、勉強のことで口うるさくいうので、親もくたびれる。
・目先の変わったものがあると興味を持って取り組むが、すぐに飽きて続かなくなる。
・塾に行かせればその時間は何かやっているとは思うが、あまり身についているようには思えない。

 こういう家庭学習のやり方を改善するのが「自習表」です。
 この「自習表」の特徴は、子供が自分で決めた自習の課題ができたら、あるルールにそって色を塗るということにあります。
 この色の塗り方のパターンは、何千億通りもあるので、同じ図になることはまずありません。
 自習の課題ができて一つ色を塗るたびに新しい図が現れてくるので、その図を完成させるために自習がはかどります。

 勉強というのは形のないものです。その形のないものに外側から形を与える仕組みが、点数、競争、褒美、強制などです。
 理想は勉強の内容そのものが面白くなるということですが、それは、ほとんどの場合、高校生や大学生になってからのことで、小中学生は勉強の内容そのものが面白くなるということはまずありません。
 「自習表」は、形のない勉強に、内側から形を与える仕組みです。その形も、あらかじめ与えられたものではなく、各人が自由に創造できるものですから、自習の記録をつけること自体が面白くなるのです。

 この「自習表」の付け方で大事なポイントは、努力すれば全部できるぐらいの課題に絞っておくということです。
 また、7マス×7マスの「自習表」を完成させるために、勉強以外のことも含めて毎日7種類の課題を決めておくことです。
 マスに色を塗るときは、全部の自習課題できてからまとめて塗るのではなく、一つの自習課題ができるたびに一つずつ塗っていく方が楽しみが増します。

 この「自習表」は、小学校低学年から使えますが、中学生や高校生になってからも使えます。むしろ、自分の意志で勉強する必要のある中学生や高校生の方が活用できると思います。

▽「自習表Ver4.2」と記入例
https://www.mori7.net/teraon/jisyuu.php

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小1の9.4週の読解問題の元になる長文は読解マラソンのページに as/2227.html
森川林 2014/09/25 15:58 


 9.4週は読解問題(自由選択)の週ですが、小1の読解問題の元になる長文と、9.4週の課題フォルダの長文がずれていました。
 申し訳ありませんでした。

 読解問題の元になる長文は、読解マラソンの問題のページで見ることができます。
https://www.mori7.net/marason/marason_sample.php?yama=i&gakunennjunn=1

 また、読解問題をウェブで行う場合は、問題のページから答えを送信してください。
https://www.mori7.net/marason/ki.php

====
クマノミの知恵

 【1】脊椎動物せきついどうぶつのほとんどは、生まれう  たときから性別せいべつ決まっき  ており、途中とちゅう変化へんかすることはありません。ところが、同じおな 脊椎動物せきついどうぶつでも、さかなには、オスがメスへ、メスがオスへと変化へんかしたり、生まれながらう     にして雌雄しゆう同体どうたいのものがあります。
 【2】オスからメスへ変化へんかするものとして代表だいひょうてきなのは、クマノミの仲間なかまです。クマノミは、どく持つも イソギンチャクと一緒いっしょ暮らすく  ことで有名ゆうめいです。【3】ひとつのイソギンチャクに、オスとメス一匹いっぴきずつの成魚せいぎょと、からだ小さなちい  幼魚ようぎょすうひき暮らしく  ていることが多いおお のですが、この成魚せいぎょ幼魚ようぎょあいだに、親子おやこ関係かんけいはありません。クマノミの稚魚ちぎょは、たまごから孵化ふかすると、すぐに生まれう  たイソギンチャクを離れはな 、しばらくうみなか浮遊ふゆう生活せいかつ続けつづ ます。【4】そして、全くまった べつのイソギンチャクにたどりつき、そこでもとから住んす でいるえんもゆかりもないクマノミたちと共同きょうどう生活せいかつ始めはじ ます。これは、親子おやこ繁殖はんしょくしてしまう危険きけんをさけるための工夫くふうです。
 【5】同じおな ひとつのイソギンチャクのなか暮らしく  ているクマノミたちは、からだ大きおお さに違いちが があります。群れむ なかでいちばん大きいおお  のがメス、次につぎ 大きいおお  のがオスです。【6】三ばん以降いこうさかなたちは、オスでもメスでもない成熟せいじゅく個体こたいです。たまご産むう のはメスですが、そのたまご守るまも のは、おもにオスの役目やくめです。【7】何らかのなん   原因げんいんで、いちばん大きいおお  メスが死んし でしまうと、オスがせい転換てんかんをしてメスになり、オスのつぎ大きいおお  成熟せいじゅく個体こたいがオスになって繁殖はんしょく参加さんかします。クマノミの世界せかいには、このようにきちんとした秩序ちつじょがあります。
 【8】なぜいちばん大きいおお  個体こたいがメスになるかというと、メスはからだ大きいおお  ほどたくさんのたまご産むう ことができるからです。

【9】「わたし、昨日きのうまでオスだったメスで、名前なまえはクマオよ。」
「ぼくは、今日きょうからオスになった、名前なまえはクマコなんだ。」
何だかなん  呼びよ かたにクマっちゃうね。」

 言葉ことばもり長文ちょうぶん作成さくせい委員いいんかい(π)

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