ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 4608番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
新年の挨拶 as/4608.html
森川林 2023/01/01 04:36 

△氷取沢の山の朝日

●動画https://youtu.be/ICAiywFSQNE

 新年明けましておめでとうございます。

 オンライン四人クラスの講座は、作文、国語読解、総合学力、算数数学、英語、創造発表、プログラミングなど、現在一八〇クラス、受講生は八一〇名を超えました。

 これからの教育は、受験から実力へ、学校から家庭へ、点数から個性へ、競争から創造へと進んでいきます。

 かつての寺子屋教育が作り上げてきた基礎学力の教育と、現在のインターネットテクノロジーを生かした教育と、思考力、創造力、共感力を育てる教育の、新しいプラットフォームを作っていきたいと思います。


 これからの日本に必要なものは、創造です。
 あらゆる分野で、日本人一人ひとりが創造的であれば、それが社会を豊かにし、個人の人生を豊かにします。

 しかし、その創造の根底に、考える力が必要です。
 学問に裏打ちされない創造は、浅い創造にしかなりません。
 創造は、思考によって深い創造になります。

 この創造力と思考力に方向を与えるものが共感力です。
 共感する力によって、他の人の幸福と、社会への貢献が生まれてきます。

 思考力、創造力、共感力という3つの教育の理念を実現するものが、新しい教育のプラットフォームです。

 教育については、これまでさまざまな理想が語られてきました。
 しかし、それらの理想の多くが実現しなかったのは、今の学校教育のプラットフォームを暗黙の前提としていたからです。

 インターネットテクノロジーの発達は、新しい教育のプラットフォームを可能にしました。
 すべての生徒が主体的に参加し発表する教育ができるようになったのです。
 今後の課題は、この新しい教育の器に、新しい価値のある中身を盛り込むことです。

 今年は、そのためにがんばっていきたいと思います。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
挨拶(0) 言葉の森のビジョン(51) 

記事 4607番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
大事なのは、ゼロをプラスにすること――苦手をなくし得意を伸ばす教育 as/4607.html
森川林 2022/12/30 08:44 


https://youtu.be/XVHcceOoYyM

 世の中のいろいろな論議を見ていると、多くがマイナスをゼロに戻すか、マイナスを指摘するかだけにとどまっているように見えます。
 マイナスを指摘し批判することは、あらかじめ目指すゼロがわかっていることなので、歯切れよく論じることができます。
 しかし、それだけです。

 安定している仕事と言われているものの多くも、マイナスをゼロに戻す仕事です。
 教育について言えば、できない子をできるようにするというのが、マイナスをゼロに戻す発想です。

 そういうことは誰でも思いつきます。
 大事なことは、マイナスを作らないことです。
 そして、その前提の上に、ゼロをプラスにしていくことです。

 ゼロをプラスにするためには、プラスがあらゆる方向に可能であると考えれば、創造的な考えが必要です。
 どこに向かってプラスを創造するかということが、いちばん大事なことです。

 子供の教育については、苦手なところに目を向けるのではなく、得意なものを創造的に伸ばす方向に目を向けることです。

 では、苦手なところはどうするかというと、それをそのまま放置しておくのではありません。
 創造性を重視する人の多くは、苦手なところを素通りしているように見えます。
 そうではなく、苦手なところは、もともと作らないことなのです。

 日本のかつての寺子屋教育は、苦手をもともと作らない教育でした。
 苦手は直すものではなく、最初から作らないことが大事なのです。

 これは、子供の育て方についても言えます。
 子供に何かだめなところがあるとしたら、それは叱って直すのでも、うまく褒めて直すのでもありません。
 もともとだめなところを作らないことがいちばん大事なのです。

 苦手なところをもともと作らない教育とは、具体的に言えば、幼長や小1から勉強の習慣を作ることです。
 今の学校教育は、厳しい言い方ですが、あてになりません。
 30人も40人もの生徒を一斉に教える教育方法が、既に破綻しています。
 勉強ができる子は、学校で真面目に授業を聞いている子ではありません。
 家庭で毎日の勉強習慣を持っている子です。

 するべきことは、簡単です。
 幼長や小1から、読書、暗唱、算数、対話の勉強時間を確保しておくことです。
 そして、小学校高学年から、中学生、高校生にかけては、数学と英語の1冊の問題集又は参考書を5回繰り返して、その内容を完璧に自分のものにしていくことです。
 今後、英語の重要性は低下しますが、数学の重要性は変わりません。

 国語と理科と社会は、説明文の読書をしていれば十分です。
 国語の本質は、ものの見方や考え方を作るための広い意味での哲学です。
 理科は、物理、化学、生物学、地学の基本的な知識です。
 大事なことは、因果関係や法則性を理解することです。
 社会で重要なのは、歴史で、特に日本の歴史です。
 歴史は、教科書の断片的な知識で学ぶのではなく、歴史観のある書物で学ぶことです。

 こういう勉強のやり方であれば、子供たちの生活時間に余裕が生まれます。
 その余裕時間を活用して、創造的な勉強に取り組みます。
 創造的な勉強は、同じような仲間がいることと、自分の創造を発表する場があることで続けやすくなります。

 これが、苦手をなくし、得意を伸ばす教育です。

 勉強の大きな方向性は、個性を学問に、学問を創造に高めていくことです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20230101  
 欠点を指摘し直そうとすることは、誰でも思いつきます。
 マイナスをゼロに戻すことだからです。
 しかし、大事なのは今あるゼロをプラスにすることです。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
教育論文化論(255) 
コメント11~20件
……前のコメント
総合学力クラス 森川林
子供は、暇そうにしているのがいちばんです。 年がら年中がん 6/22
記事 5107番
さまざまな勉強 森川林
勉強は、作文と読書と算数数学と歴史を中心にやることです。 6/21
記事 5106番
作文力がこれか 森川林
作文力をつけるために必要なのは読書と対話。 出力の前に入力 6/19
記事 5105番
作文を書くとき 森川林
 接続語と助動詞は、実は重要です。  中学生や高校生で、文 6/18
記事 5104番
国語は、読む力 森川林
国語の力をつけるための音読は、1冊の問題集を繰り返し読むのが 6/16
記事 5103番
国語力は、テク 森川林
国語力をテクニックで身につけようという考えそのものがあさはか 6/14
記事 5100番
本当の勉強は、 森川林
子供は、自然に成長していれば、みんな時期が来ればそれぞれにが 6/12
記事 5098番
これから大学生 森川林
MMさん、ありがとうございます。 これは、10年以上前の記 6/12
記事 820番
これから大学生 MM
先生の書かれていることは今読んでもそのまま通じます。 10 6/11
記事 820番
毎週作文を書く 森川林
作文の勉強というのは、負担の大きい勉強です。 だからこそ、 6/11
記事 5097番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習