ログイン ログアウト 登録
 作文検定 | 言葉の森 | 作文教室【公式】
 
記事 5531番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/6/26
読解力の先にある作文力(その3) as/5531.html
森川林 2026/06/20 11:39 



https://youtu.be/0BAk2OedN0Q

●国語力の本質とは何か

 国語力の本質は、読む力、書く力、考える力です。
 国語力の本質でないのは、古文、漢文、漢字の書き取り、文法、文学史、部首の名前、書き順、故事ことわざ、熟語などです。

 なぜ多くの人が国語力の本質を勘違いしているかというと、国語力が国語のテストで測られるものと考えているからです。

 さて、国語力の本質の1つである読む力は、読解力として考えられていることが多いのですが、本当の読む力とは難しい文章をバリバリ読む力であって、読解のテストでいい成績を取ることではありません。

 読む力と読解力のテストは一部共通しているところがありますが、読解問題はテストとして作りやすいから行われることが多いのであって、本当の読む力はテストが作りにくいためにあまり行われていません。

 そこで、言葉の森が考えているのは、本当の意味で読む力をつける推薦図書検定です。

 言葉の森は読解検定も行っていますが、それは読解力というテストに対応するための便宜的な勉強という面もあります。

 本当に行うべきなのは、読解テストでいい成績を取ることよりも、本当の読む力をつけることなのです。

●記述問題が重視される理由

 次に、書く力について考えてみると、現在の書く力は、記述力という試験の形態で行われていることが多いと思います。
 国語における記述の試験はなぜあるかというと、その理由は2つあります。

 ひとつは、読解問題の質の良いものを作るのは大変だからです。
 だから、東大の国語の問題は、読解問題ではみんなができるような問題までしか作れないので、記述の試験が中心になっているのだと思います。

 しかし、記述のテストは、作るのは簡単ですが、採点が難しいという面があります。
 記述の問題が行われているのは、小論文の問題にすると、問題を作ることは簡単ですが、採点がさらに大変になるからという事情もあります。

 このほかに、国語の問題量を多くして、生徒が解ききれないような問題を出すことによって差をつけるというやり方もかなりあります。

●受験で見られる「読み切れない問題」

 今はどうか知りませんが、昔のある有名私立大学のある学部の入試問題がそういう問題でした。
 高校3年生で読み切れる人はまずいないだろうという問題でした。
 言葉の森の生徒は合格しましたが。

 また、現在のあるトップクラスの都立高校の推薦入試の問題は、中学3年生でまともに書ける人はまずいないだろうという問題でした。
 言葉の森の生徒は合格しましたが。

 もう1つ、最近受験作文コースで指導したある私立大学の推薦入試も非常に長い文章の問題でした。
 言葉の森の生徒は合格しましたが。

●テストする側の都合による国語試験

 これらは結局、読解問題は作るのが大変だし、記述問題は採点が大変だし、小論文の問題になるとさらに採点が大変になるので、時間内に読みきれないほどの量と質で差をつけようとする、テストする側の都合によるものです。

 今行われている記述問題は、結局、読解問題と作文小論文問題の両方の大変さを避けるために行われている妥協の国語力となっています。

 しかし、記述問題の評価がまともに行われているとはあまり思えません。
 昔、都立の中高一貫校がホームページに載せていた模範解答例が全然模範になっていないと思われることがありました。

 東大の現代文の記述問題の赤本の模範解答の中にも、模範になっていないと思われるものがありました。

●要約力だけでは本当の国語力にならない

 記述問題に似ていますが、要約を書かせる問題も、本当の国語力を測るとは言い難いものがあります。
 要約はコツさえ分かれば、読解力や記述力に関係なく、誰でも上手に書けるようになるからです。

●作文小論文こそ本質的な国語力の評価

 従って、本当の国語力とは、ある程度長い文章を読ませて、それに対して600字から1200字の作文を書かせることによって評価されるものになると思います。


※言葉の森のnoteの記事もごらんください。
https://note.com/shine007

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
国語力読解力(155) 作文教育(134) 

記事 5530番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/6/26
中高生向けのいろいろな作文コンクール as/5530.html
森川林 2026/06/19 13:05 
登竜門
https://compe.japandesign.ne.jp/

公募ガイド
https://koubo.jp/

高校生の主張コンクール - 公益財団法人 日本国際連合 ...
国際理解・国際協力のための全国中学生作文コンテスト
http://www.unaj.or.jp/concours/

全国高校生創作コンテスト
https://www.kokugakuin.ac.jp/about/efforts/p23

高校生小論文コンクール
https://shogaiza.jp/essay/

全国高校生エッセイコンテスト「17歳からのメッセージ」
https://www.osaka-ue.ac.jp/education/koudai/17message/

「おかねの作文」コンクール・高校生小論文コンクール
https://www.j-flec.go.jp/educators/contest/

マンガ感想文コンクール2026
https://www.manga-kansoubun.jp/

青少年読書感想文全国コンクール
https://www.dokusyokansoubun.jp/

子ども作文コンクール
https://kodomo-zaidan.net/ourbusiness/career_path/essay

小泉信三賞全国高校生小論文コンテスト
https://www.keio.ac.jp/ja/about/engagement/tradition/koizumi-contest/

全国高等学校文芸コンクール | 公益社団法人 ...
https://www.kobunren.or.jp/enterprise/page-965/

中学生作文コンクール
https://aeon1p.or.jp/1p/youth/sakubun/boshuu/

中学生作文コンクール|教育活動|公益財団法人 ...
https://www.jili.or.jp/school/concours/index.html

第59回(2026年)「おかねの作文」コンクール 作品募集中
https://www.j-flec.go.jp/educators/contest/ap_sakubun2026/

私の折々のことばコンテスト応募要綱
https://www.asahi.com/event/kotoba/summary.html

全国高校生エッセイコンテスト「17歳からのメッセージ」
https://www.osaka-ue.ac.jp/education/koudai/17message/

大谷大学文藝コンテスト
https://www.otani.ac.jp/koudai/contest/nab3mq000008b2yb.html

WFPチャリティー エッセイコンテスト
https://www.wfpessay.jp

感動作文コンクール
https://www.rinri.or.jp/school/school-page4/


この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
コンクール(0) 
コメント211~220件
……前のコメント
作文自動採点ソ 森川林
あ君へ  人間には個性がある。  その個性を活かすことが 1/10
記事 89番
作文自動採点ソ
今、僕が重要な悩みを抱えているのは、誰でもあるかもしれないが 1/10
記事 89番
意見文の書き方 じゃばじ
参考になりました 1/7
記事 1093番
低学年の勉強習 森川林
 お返事遅くなって失礼しました。  思索的な深い会話をする 1/5
記事 4605番
作文の書き方— 森川林
 お返事遅くなってごめんね。 「私の頑張りたいことは3つあ 1/5
記事 532番
低学年の勉強習 匿名
思索的な深い会話とは、どのような会話をすればよいのか参考に教 1/3
記事 4605番
作文の書き方—
小6です。作文で、今年頑張りたいことについて描きたいんですけ 1/1
記事 532番
大事なのは、ゼ 森川林
 欠点を指摘し直そうとすることは、誰でも思いつきます。   1/1
記事 4607番
低学年の勉強習 森川林
子供の学力の土台となるものは、勉強ではなく読書と対話です。 12/29
記事 4605番
これから来る未 森川林
 教育の世界は、これから大きく変わります。  どう変わるか 12/27
記事 4604番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
2026年7月 森川林
アップロードしました。 https://www.mori7 6/25
森林プロジェクト掲示版
2026年6月 森川林
◆◆ホームページのデザイン  6月中旬からホー 6/22
森の掲示板
noteのペー 森川林
 noteのページを作り直す予定だったけど、その前に、ホーム 6/17
森川林日記
今の時代の基準 森川林
 今の時代の基準を文化に当てはめようとすると歴史の伝統を変え 5/24
森川林日記
藤原直哉さんは 森川林
 藤原直哉さんはいいことを言ってるが、高市さんを批判して、い 5/24
森川林日記
Re: 読解検 森川林
 これは、その言葉があるかどうかではなく、文脈として読み取る 4/28
国語読解掲示板
読解検定小5の みきひさ
読解検定 小5 4月について3問教えてください。 どうぞよ 4/27
国語読解掲示板
茨木のり子さん 森川林
 茨木のり子さんが晩年に書いていた言葉、 「倚(よ)りかか 4/27
森川林日記
軽くて意味のな 森川林
軽くて意味のない広告の文面を書いていたのでくたびれた。 嘘 4/27
森川林日記
Re: 例えば 森川林
 この歌の本質は、「言えない」又は「言わない」というところに 4/27
森川林日記

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
■小1から高3まで、年間の作文指導と結びついた作文検定
●評価サンプル
●知識偏重の教育から思考力重視の教育へ
AIと独自アルゴリズムを組み合わせた「日本語作文検定」がリニューアル


●【重要】7月の新学期から作文用紙と封筒用紙の配布を廃止します――手書きの人は作文ノートの利用をおすすめします
●森からゆうびん2026年2月
●思考力を育てる作文教育

●本で最も進んでいるオンライン教育――少人数の対話と個別指導 無料体験学習 受付中。
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。小1から高3のオンライン少人数教育。
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育

●小学1、2年生は作文を始める適齢期です
●小学3・4年生は、作文がいちばん伸びる時期です
●小5・小6から、作文は「考える作文」に変わります。

●高校入試につながる作文力を、中学生から
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(高校向け)
●入試小論文に対応した作文評価を提供する作文検定(塾高校向け)

●学校のための日本語作文検定(学校向け)
●学年ごとの「書く力」が一目でわかる(学校向け)
●総合型選抜・小論文評価業務に関するご提案(大学向け)

●学習塾のための日本語作文検定(塾向け)
●「書ける」ことが塾の強みになる(塾向け)
● 小1からのオンライン作文で、「読む力・書く力・考える力」を一生ものにします(生徒向け)

全国初の本格的な日本語作文検定作文の客観的評価で、誰でも作文が好きになり実力がつく。特許取得の独自のアルゴリズムとAIによる対話型600字講評。(学校塾向け)
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育 言葉の森
●詰め込む学習から、創造する学習へ。小1から高3のオンライン少人数教育。

●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習