https://youtu.be/FqKagHkION8
◆◆思考力は言葉によって育つ
思考力を育てる方法にはいろいろなものがありますが、その中で最も大きいものは、言葉によって考える力を育てることです。
数学によって考える力もあるし、立体図形によって考える力もあるし、人によっては、それら以外にも運動や音楽によって考える力をつける人もいると思います。
しかし、誰にとっても最も普通に行われているのが、言葉によって考える力をつけるということです。
◆◆言葉による思考力を育てる三つの方法
そのための方法は三つあります。
第1は読書です。
第2は作文です。
第3は暗唱です。
◆◆読書検定と暗唱検定の役割
ところで、読書については、何を読むかという焦点が絞りきれないところがあります。
そこで、言葉の森では、今後、推薦図書検定によって、日本の子供たちが読むのにふさわしい本を推薦していきたいと思っています。
暗唱については、日本には昔の書物も含めて、暗唱にふさわしい文章が数多くあります。
ただ、問題は、大人自身に暗唱をした経験がないために、子供たちに暗唱を教えることができない場合が多いことです。
これは今後、言葉の森の暗唱検定によって改善されていくと思います。
◆◆作文教育の最大の課題
読書も暗唱も重要ですが、その中でも学校教育で最も課題となっているのが作文です。
作文については、教えるための指導法がないことと、評価の方法がないことに根本的な問題があります。
評価の方法がないことに加えて、評価に手間がかかるため、人間の先生が作文の指導と評価を行うことが実質的に難しいという問題もあるのです。
◆◆作文検定という解決策
そこで、言葉の森が提案するのは、作文検定という方法をどの学校でも採用することです。
言葉の森では、小学1年生から高校3年生までの子供たちに毎週作文を書く指導をしています。
それらの子供たちの書く文章は、それぞれレベルが高く、書くたびに考える力がついていることが実感できます。
こういう練習を多くの子供たちが行えば、日本語で物事を考える力が育ちます。
◆◆記述力不足という教育の課題
PISAの試験では、日本の子供たちは選択問題はよく解けるのに、記述問題が苦手だという結果がありました。
(自由記述形式で根拠を示して説明する力に課題がある PISA2018の公式分析)
これは大きな問題です。
選択問題と記述問題では、考え方が違うからです。
与えられた選択肢から答えを見つけることは、誰でも比較的やりやすいものです。
しかし、ある問題について自由に記述するためには、その答えを自分の頭の中から考え出さなければなりません。
そのような学習が不足しているということです。
◆◆作文検定で記述力を育てる
その解決方法は、すでにあります。
記述する勉強がなかなかできないのは、指導と評価の方法がないからです。
言葉の森の作文検定を学校で採用すれば、先生が評価する負担を増やすことなく、子供たちの作文力を向上させることができます。
作文検定は、小学生から高校生までを対象にしているので、定期的に実施すれば、その生徒の進歩の軌跡がわかります。
進歩のあとがわかるのは、評価方法が「森リン」というシステムを使った客観的なものだからです。
◆◆客観的な評価が継続的な成長を支える
森リンは、すでに特許を取得しており、これまでに10万件以上(言葉の森のデータベース調べ)の作文評価の実績があります。
こういう仕組みは、現在、言葉の森以外ではどこも行っていないと思います。
多くの学校が作文検定を生かし、子供たちの作文力と思考力の向上を目指していっていただきたいと思います。
作文検定の目的は、作文の上手下手を競うことではありません。継続的に書く機会を作り、考える力を育てる教育の仕組みを学校に提供することです。
作文を書くことが目的なのではありません。作文を書くことを通して、自分で考え、自分の言葉で表現する力を育てることが目的です。
※現在、作文検定の各学校10名までの無料体験を実施しています。
※言葉の森のnoteの記事もごらんください。
https://note.com/shine007
https://youtu.be/pbU9obOVArc
◆◆人は褒められることで伸びる
子供に限らず、人間は褒められて励まされる方が頑張ります。
しかし、褒めて励ますということは、実力と自信のある先生や保護者でないとなかなかできません。
先生であっても親であっても、そういうことのできる人は実は限られています。
人間は最初は優しく教えていても、途中から優しく教えることに飽きてくることがあるからです。
◆◆子供に言ってはいけない言葉
勉強を教わる子供に言ってはいけない言葉は、「こんなこともできないの?」「こんなことも知らないの?」です。
それは単なる事実を伝えているのではなく、子供の自尊心を傷つけるからです。
「こんなこともできないの?」と言われて発奮する子供もいるかもしれませんが、多くの子供は意欲を失ってしまいます。
◆◆答えのある分野でのAIの優位性
ところが、AIはそういう言い方はほとんどしません。
いつも相手に寄り添いながら、より良いアドバイスをしようとしてくれます。
そして、少しでも良いところがあれば、大げさなくらいに褒めてくれます。
また、時間に関しても、朝早くから夜遅くまで、いつ聞いても同じ対応で接してくれます。
同じことを何度聞いても、人間のように「この前教えたばかりじゃない」などということは言いません。
その上、教える内容に関しては、プロの家庭教師と同等か、それ以上にレベルの高いことを教えてくれます。
もちろん、「もっとレベルを下げてわかりやすく教えてほしい」と言えば、その通りにわかりやすく教えてくれます。
◆◆答えのある勉強ではAIが力を発揮する
答えのある世界ではAIは非常に優れた先生です。
答えのない世界に関しては、自分で考えたり、友達と話し合ったりする中で考えを深めていく必要がありますが、勉強のように答えのある分野では、懇切丁寧に、忍耐強く、優しく励ましながら教えてくれるAIは最も良い先生の一人なのです。
◆◆「丸投げ」から「使いこなし」への移行
子供は、ときどきAIに丸投げして答えを教えてもらい、そのまま宿題をやるということがあるかもしれません。
それは、人間にまだAIを利用するための免疫ができていないためです。
AIに丸投げして答えを教えてもらった子供は、最初のうちは「得した」と思うかもしれません。
しかし、人間は本来向上心があるので、必ずそういうカンニング的な勉強には飽きてきます。
それがAIに対する免疫ができたということです。
免疫とは、AIに頼りすぎることへの自然な飽きと抵抗力のことです。
必要なことはどんどん教えてもらう一方で、自分で納得するまで考えたいというのが人間の自然な心理です。
自分で考えることと教えてもらうことの使い分けが、自然にできるようになってくるのです。
◆◆禁止よりも成長を信じる教育へ
私たちは新しい問題に遭遇したとき、制限や禁止によって解決を図ろうとしがちです。
しかし、本当に必要なのは、人間の向上心や、より良いものに向かおうとする本来の気持ちを信じ、その問題を自分でコントロールできるようになるまで待つことなのです。
※言葉の森のnoteの記事もごらんください。
https://note.com/shine007