| 楽しもうぜ!読書の時間 |
| イチゴ | の | 村 | の広場 |
| ホームズ | / | なか | 小6 |
| 読書の楽しみは、一人でできる楽しみだ。しかも、場所・体力・疲労度・賛同 |
| 者も、まったく関係無い。これが、もし野球をやるときの場合だと、広い場所 |
| 、バットを振ったりボールを投げられるだけの体力が必要だ。また、疲れてい |
| るとできないし、賛同者は自分のほかに十七名、審判なども含めると二十四人 |
| 。ベンチ入りの控えの人に、中継ぎのピッチャー・抑え・敗戦処理と、代打・ |
| 守備固め・代走………などなど、本格的に野球をやろうとすると、一チーム三 |
| 十人は必要である。(プロ野球と同じ人数でやろうとすると)量チームの合計 |
| はなんと六十人!!って、そこまで大げさにやること無いよね…。話はチョット |
| それたけど、本は本当に場所を選ばずどこでもオッケーなので、電車の中や車 |
| の中などで、気軽に読めるものである。本を読むということは、日本語の美学 |
| に触れることなのである。 |
| つまり、本を読まないということは、日本語による表現の美しさに、興味関 |
| 心が全く無いのと同じことなのである。 |
| 僕は電車に乗ると、本を読む!!と言いたいところなのだが、乗り物の中で |
| 本を読むと言うことは、とっても危ないのであ~る。何故なら、ぐてんぐてん |
| に酔ってしまうからだ。僕は、普通にして電車に乗っているぶんには酔わない |
| のだが、本などを読み出すと…… |
| くらっときちゃうんだなぁ―。僕は、本当は長距離列車の中でも本を読めた |
| らいいなと思っている。そうしたら、どんなに列車の中で楽しくなることだろ |
| うか。しかし、そういったことは、体質に関係があるのだから僕がどーこーい |
| ったってしょうがない。それならば、無理にその体質にははむかわずに、他に |
| 本を読む場所を探した。そこで考えたのが、学校で過ごす朝休み。学校の開門 |
| 時間が遅くなったため朝の休み時間は、約十分だけになってしまった。しかし |
| 、そこがねらい目なのである。その微妙な時間を、どう過ごすかで月に読んだ |
| 本の冊数が決まるのだ。実は休み時間の後にも、先生が打ち合わせが終わって |
| 教室に戻ってくる時間が、十分以上ある。そことつなぎ合わせると、読書の時 |
| 間はなんと長いときで三十分もあるのだ。その時間を有効に使って、僕は今、 |
| 「ジギル博士とハイド氏」を読み終わった。名誉ある紳士であり、善人のジギ |
| ル博士の実験室に、全く性格が逆のハイド氏が住みついているというのだ。そ |
| の後、ジギル博士の友人のアスタンがその謎を解き明かしていくという物語な |
| のだが、現実に有ったら、とても怖い物語である。その後……ここからは秘密 |
| にしておこう。この本お薦め。ぜひ読んで見て。 |
| ここからは、母のよく言っているのを聞いたことだ。読書とは、自分で読む |
| のも確かに楽しい。しかしもう一つの楽しみ方は、他の人の意見を聞いて、本 |
| を読むときの参考にしてもう一度本を読み直してみることだという。つまり、 |
| 本は一人で読むだけでなく友達などとも読むと(同じ本を)とても楽しいとい |
| う。また、何度も本を読むと回数事に感想も変わってくるので、場所・時間が |
| ある限りはできるだけ本は読み返したほうが良いと言うことだった。………… |
| ……………と、母が言っているのに本を読み返さない僕であった。これからは |
| 、できるだけ本を読み返すぞぉ~~~~~! |
| 「千里の道も一歩から」ということわざがあるように、例えば本のページ数 |
| が二百ページあったとする。しかしそれをいっぺんに読んでしまおうとせず、 |
| 少しづつ読んでいくのも、読書の楽しみなのかもしれない。読書とは人間にと |
| って、日本語の表現の美しさに触れ、しかも場所と時間を選ばない絶好の機会 |
| であるということがわかった。 |