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ワンタッチ時代
アジサイ の広場
あもい 中3
 便利さや快適さを求める人間の欲求が文明を発展させてきた。
 
 現代は、ボタン1つで御飯を炊き、風呂を焚くことができる。しかも、我が
家の風呂の場合、ボタンを押せば15分で42℃のちょうど良い温かさになる
。炊飯器だって、炊き終わるとピーピーとブザーで教えてくれる。こんなに豊
かになったのに、これ以上の豊かさを求める必要があるのだろうか?人間が、
便利に快適に暮らせるようになった代わりにかけがえのない地球が、はた迷惑
している。緑を無くし『ドラえもん』に出てくるような22世紀にしたいのだ
ろうか?
 
 なぜワンタッチ時代になってしまったのか?それは、人間の手間を省くため
である。しかしその手間が自分のためになることを忘れてはいけない。私の塾
の先生はしょっちゅう、「問題はすべて自分で解け。人の答えを見て、やった
つもりになっても何の力にもならないぞ!自分で解くことに意味があるんだぞ
!」と、言う。確かにその通りである。数学、図形の問題で見た瞬間「難しそ
う」と思うのは、その形式の問題をやったことがないからである。自分の力
 
 で以前にその形式の問題をやっていれば、「難しそう」と思うことはないは
ずだ。英語の場合だって、以前にやったことのある文章(文)が出てくると、
すらすら答えを書くことができる。それを面倒だからといって、解答を写した
り、人の答えを書き写したりしていると、いざテストの時にわからなくて、結
局困るのは自分である。
 
 だから、手間は大切なのである。面倒なことでも「自分のため、成長するた
め…」と思うことが大切なのである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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