| 話し上手と話し上手ではない人 |
| オナガ | の | 池 | の広場 |
| GTO-Z2 | / | あとべ | 中1 |
| 「話し上手と話し上手ではない人」 |
| 「旅は道づれ」と言いながら、おしゃべりの人と一緒の長旅には疲れるとい |
| う人は少なくない。いかなる名言、名文句も、同類のものがただすきまもなく |
| 積み重ねられるだけでは効果乏しく、ぶんしょうの力みも、ただそればかりで |
| は弱みに転じてしまうのは苦い教えだ。余韻とか余情、ふくみ、それらは全て |
| 「間」のいかしかたにかかわっているように思われる。 |
| 私の友達にも話し上手でない人はいる。ベラベラ長いことしゃべって一体何 |
| を言いたいのかが伝わってこない。同じ事を何度も何度も言ってきてなんとな |
| く、しつこく感じる。それに比べて話し上手な友達は、言いたいことがよく伝 |
| わってくる。だから会話しやすい。 |
| 最近学校でディベートをした。その時しゃべる人の中には二種類あった。一 |
| つは自分の言いたいことをきちんとしゃべる人と、もう一つは、意見はあるの |
| だけれど、それをうまく言葉にあらわせずにいる人だ。こういうところで「話 |
| し上手」か「話し上手でない人」かが、すぐに分かる。私も時々そういう時が |
| ある。しかし、いくら話し上手な人でもたまには言葉が出てこないときがある |
| 。私のクラスでも話し上手の人でも言葉が出てこないときがあった。 |
| いくら「話し上手な人」でも時には「話し上手ではない人」になるときもある |
| 。つまり、「 |
| 完全な話し上手の人」というのはこの世にはいないのだ。いくら話し上手で |
| も必ずしもそのひとが話し上手な人とはかぎらないということだ。 |