読書のための読書のススメ |
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拓馬 | / | ねき | 中3 |
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読書の楽しみを知るには、まず「これをやるためにしょうがなく本を読む」 |
とか、「読書は大切だから無理にでも読む」という考えを捨てなければならな |
い。そもそも「楽しむ」のだから、それが辛いことのはずがない。私が本を読 |
む時は、人に薦められたものも、どこからか「楽しみ」を見つけて読んでいる |
いる。私が好きになる本は、その中でも、「楽しみ」の内容がハッキリしてい |
るものが多い。他人からちょっと背中を押されることはあっても、最後に本を |
開いて、その中から楽しみを見つけるのは、自分である。 |
今の勉強法は、国語でもなんでも、「時間がないからさっさとそれ読んで、 |
さっさと答えろ」ということが多い。読書が、読書のための読書ではなく、他 |
の目的のための読書になっている。しかし周りは、もっと本人に合った本を見 |
つけさせる手伝いに力を入れるべきではないか。事実、私は学校での感想文の |
ための課題図書より、自分で選んだ本の方が、すんなり楽しんで読めた。 |
読書は、人間を豊かにしてくれる。だからこそ、読書を楽しむことができる |
ということは、それだけ、豊かな人間になることなのだ。 |