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過保護の落とし穴 イチゴ の広場
杉田大岳 うい 高1

 近頃の公園には砂場が無くなって来ている。その理由は、犬や猫などの排泄物によって菌が繁殖し、子供の衛生上悪いという事だ。しかし、これはおかし
いと思う。昔の人間は今よりももっと悪い衛生の元で暮らしていた訳だし、逆にその菌によって耐性がつくということもいわれている。過剰な保護が効力感 を無力化する上、身体上にも問題をきたす事さえあるのだ。  

 人間は道具の発達と反比例して身体が退化していった。そのため、確かに子供にとって周りの人間の保護は必要だろう。しかし現代の過保護な社会では、
「危ないものは無くす」という一見正しいようで危険な思想によって、子供は「あること」にチャレンジするどころか、「あること」そのものが無くなって しまっているのだ。何もしない。それだけで子供は成長していくのだ。  

 
                                                     
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