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ニッポンってカッコイイ アジサイ の広場
幸子 あさも 中3

 最近我が国では、あらゆる所で「国際化」の必要が唱えられている。世界において「国際化」がスローガンさながらに叫ばれているのは日本だけである。思う
にその理由は、欧米世界は現実においてすでに「国際化」されているから、今更そういう言葉を必要とはしていない、という事情があるためだと一応は考えら れる。そして、他方において、日本人が「国際化」の必要をかくも熱心に唱えるのは、日本人自身が今なお自分を閉ざされた特殊な民族と意識し、それを克 服しなければならない欠点と判断しているからだろう。しかし、貿易、軍事、文化交流、等々において世界を支配しているのは、今のところはまだもっぱら 欧米の論理であって、日本はそれに自分をある程度合わせない限り、国としての生存を維持できないから、「国際化」しようとしているにほかならないのだ 。日本はもっと、自身に自信を持つべきだ。  

 そのためには、日本の文化を見直してみたらどうか。世の中、さも「アメリカ中心ッ!!」という感じの風潮があるが、コロンブスだかアメリゴヴェスプ
ッチ(?)だかがアメリカを発見したのが1492年、イギリス人がメイフラワー号とやらでアメリカに移住し始めたのが1620年であり、更に、アメリ カが国家として成り立ったのは1776年のことであるから、「世界の中心アメリカ合衆国様々」も、たかだか200年ちょいの歴史しか持っていないので ある。200年ちょい前と言ったら、日本ではりっぱに田沼意次が老中になって平和にわいろ政治を行なっていた(?)。日本なんて2000年くらい前か ら国になってたもんねふーんだッ!!・・・と、アメリカなんぞより、日本の方が比べ物にならないほど歴史はあるのだ。(日本人の子供は歴史の勉強大変 だけど、アメリカ人の子は10分の1なのかなぁ・・・)  

 大体、自信を持たせるような教育が必要だ。「君はコレとアレができないからコレとソレをやりたまえ」というのでは、「僕なんかどうせ何にもできない
のさ・・・こんなんだから日本もカッコ悪くって・・・」となってしまう。もっと、「オヤ、君はコレとアレが得意なんだね、もっと伸ばすと良いよ」というよう な教育なら、「俺にも得意なものはあるのさ♪だから日本もカッコイイ♪」と思えるようになっていくのだ。(かなり無理あり)  

 確かに戦時中の日本のような、中国や韓国、朝鮮その他もろもろの国々にしたように、押し付けるような異常な自信は要らない。(危ないし。)しかし、
日本は欧米にへこへこするほど、安い国ではない。日本には外国には無い素晴らしい独自の文化というものがあるのだ。「短所をなくすいちばんよい方法は 、今ある長所を伸ばすことである。」というように、日本の長所をアピールし、「閉ざされた国」のイメージをなくして、たまには自分の国を中心にしてみ ても良いのではないだろうか。  

 
                                                 
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