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空飛ぶ人間だぁ！！ アジサイ の 森 の広場
友葵 ／ あしも 小4 空飛ぶ人間だぁ！２００１・１・９ 　

　二学期のある休み時間、仲良しなお友達『シュリ』という子とトランポリンをしようということになりました。 　

　学校のトランポリンは以前まで人数制限なしで自由に使えたのですが、今は二人までしか乗れません。 　

　トランポリンが置いてある部屋『言葉の教室』へ向っているとシュリが、 　

　「あのな、なんで大勢でやったらあかんふうになったかっていうとな、千恵が大勢でやって怪我したからやねんで。私も、その中で一緒にやっててん。」 　

　と、教えてくれました。『千恵』とは、私のクラスメートです。私は、 　

　「へぇ、そうなんだぁ…千恵、かわいそう。痛かっただろうなぁ…シュリもびっくりしただろうなぁ…こわいな、友葵も気をつけよう。」 　

　と、思いました。 　

　言葉の教室に着きました。二人で一緒に飛びました。私たちは天井にも届きそうになるまで飛びました。 　

　「びよよよ～ん！！ぼよよよ～ん！！」 　

　と、とっても面白いトランポリンの笑い声がします。この変な笑い声が、私は大好きです。私はまるで、鳥になったみたいに気持ち良く飛びました。一番 面白い飛び方は『交差飛び』です。二人が交互に飛ぶのです。結構大変で汗がだらだらでます。こんなふうに疲れながらも楽しく休み時間を過ごしていたら 、私はいつも、　「チャイムが鳴るのを止めてほしいなぁ。」　と、思います。チャイムが鳴ると、 　

　「あぁ～もう終わりか…もっと遊びたいのに…」　と、思います。　トランポリンは私を一瞬だけ『空飛ぶ人間』にさせてくれる、魔法の遊具なのです！ ！ 　

　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　

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