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古典と流行 エンジュの広場
エガてせ中2 古典とは決して「古いもの」という意味ではない。永遠に新しいものを古典という。時代の流行を代表するような作品は次々にあらわれ、その時代 にはたくさんの人に読まれるが、その多くは、いつの間にか消えていく。若いころ、たいそうおもしろく読んだ記憶があり、思い立って読み直して みると、つまらないものであったりする。  

 私もそういう事がある。いつになっても変わらない鬼ごっこやカンケリ、このような遊びはいつになっても楽しいものだが、今はやりのゲーム「
ファイナルファンタジー10」(もうブームは過ぎたけど)みたいなものは、一回飽きてしまえば、それはごみになってしまう。なぜこのような違 いがあるのか。  

 しかし、流行のものにも、よいところもある。それは、一瞬だけれども私たちを楽しませてくれる。古典のような、いつになっても変わらないも
のは、グラフにあらわすと平面だ。流行のものはどうだろう。山あり谷ありだ。その山が、古典を超える。要するに、ずっとなにかを照らしている 明かりのようなものではなく、一瞬だけ輝く花火のようなものなのだ。  

 確かに、古典にも流行にも良いところがある事は分かった。どちらが良いかなんてことは決められない。しかし、流行も古典も人間が作りだした
ものだ。では、われわれには、それを足したような、「新たなもの」を作り出すことはできないだろうか。永遠に消えてゆかない、むしろ永遠に上 がり続けるものを、私たちが作り上げてみてはどうだろうか。  

 
                                                 
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