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インドはほうぼうの町角でを読んで
オナガの広場
エガてせ小6
 インドはほうぼうの町角で自転車の修理屋を見かけた。間口一間くらいの、
新品自転車など一つも置いてない。寄せ集めの中古部品ばかりごたごた重なっ
ている小さな店である。そこに持ちこまれるのもいかにも実用品と言ったさん
ざん使い古した代物だ。そこでパンク直し、部分交換をし、また雑踏の町中に
走って行く。自転車はインドでは貴重品であり、日常生活のじゅうような道具
だから、そういう店はどこでもはやっていた。
 
 駅前広場で毎朝おびただしい数の自転車が乗り捨てられていくが、大抵はサ
イクリング用であの黒くて荷台の着いたやぼったいやつなど1台も見かけない
。子供たちは変速ギアの着いたしゃれたのを平気で公園に置き去りにしていく
。インドの子供らが見たら何と思うだろう。私は、買って捨てるのなんて「宝
の持ち腐れ」だと思う。私だったらぜーーーーーーーーーーったーーーいそん
なことしない。もう命かけても捨てないと言いきってもいいくらいだ。
 
 「すてるんだったらおれにくれ。」
 
 と言いたいくらいもったいない。なぜ捨ててしまうんだろうと不思議である
。インドと日本の物のあつかいの違いが、身にしみてくる。もったいないだけ
でなく資源の無駄である。限りのある資源を使うのではなくリサイクルした物
を使うようにしていきたいと思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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