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ダモクラスの剣
アジサイの広場
馬のしっぽはり中3
 人類の歴史というのは、いかにして原初の火を手なずけ、制御可能なものに
するかという挑戦の歴史であった。神と悪魔を兼ねそなえたような、そんな火
を、制御可能なものにするために、人類は燃焼を制御するさまざまな知恵を発
明してきたのだ。そんな火の機能の代替物は、正体のはっきりしないブラック
ボックスとして生活の隅々にまで侵入しはじめている。こうして社会化された
現在の「火」は、不気味なダモクレスの剣と化してしまっている。
 
 私たちは駅に行ったりスーパーに行ったりする時自動車を使う。車は乗って
いるだけでハンドルを動かせばどこへでも行ける。どんなに重い物や大きくて
かさばる物を買ったり持って帰ったりしても、車さえあれば、乗っけて後は運
転するだけ、ととても便利だ。私も駅に行ったり図書館に行ったりする時は父
か母に車で送っていってもらう。駅に行く時も買い物のついでに一緒に乗っけ
ていってもらう。「車」というものが出来たことによって、私たちの生活は時
間を無駄をはぶいて有効に使うことができる時代になった。しかし、便利にな
った反面、私たちは車によって車を利用することによって、「歩く」というこ
とが減ってきている。歩かないと足腰が弱くなり歩く時よぼよぼと老人のよう
な歩き方になってしまう。人間の健康が危険になっている。
 
 アインシュタインは原爆を発明した人で有名だ。ナチスドイツが原爆を発明
して使用することを嫌がった。
 
 だから、彼はアメリカの大統領にドイツが原爆を使わないために私たちが作
ろう、と提案した。そうして彼は原爆を発明した。彼が原爆を発明した目的は
、戦争を早く終わらせるためであった。しかし、アメリカは日本と戦争してい
た時、勝つ方向に進んでいたにもかかわらず、どんなものかを試すために日本
に落とそうとした。有利な戦争に使うことを科学者は反対したが、アメリカ軍
は日本に原爆を落とした。
 
 確かに毎日を無駄なく過ごすために車を使うこと、戦争を早く終わらせるた
めに原爆を発明したこと、これらは私たちの生活に必要なことだ。しかし、色
々なものが出来ていくことは、私たちの生活がより充実したものになっていく
ことにおいてはとても便利で必要だと思う。しかし、「寒さにふるえた者ほど
、太陽の暖かさを感じる」という言葉があるように、歩いてばっかりの人ほど
車を使うことにありがたさを感じる。むやみにものを使用するよりも、まず自
分で試してみてから車なんなりを使い、ブラックボックスを大きくしないよう
にすることが大切だと思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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