原点に戻ることの大切さ |
アジサイ | の | 滝 | の広場 |
りさ | / | あいす | 中3 |
人類が始めて火をおこした時、火の便利さとともに危険性も十分に理解して |
いた。 |
しかし、火の使用が容易になった今、火の危険性を十分に理解できないまま |
、身近な |
生活に取り入れてしまっている人は多い。さらに、社会化されている現代の |
火は対処するのが難しくなってきている。 |
現代は、どこにいっても火を不便なく使えるようになっている。ポケットラ |
イターのように火を持ち歩くことさえできるようになった。家の台所に行けば |
ガスバーナーをひねるだけで火が使える。便利なことは確かだが、反対に身の |
回りに常に危険がなものがあるということを現代の人は忘れがちである。火は |
恐い。空気が乾燥していると山火事がおきる。山に広がってしまった火はなか |
なか消えない。消える頃には、山一つ分燃え尽きてしまう。この山火事の原因 |
がちっぽけなたばこの火だったりするのだ。たった点のような火が、山を燃え |
尽くしてしまう。火をあまくみてはいけない。どのようにしたら、火に関する |
災害が減るだろうか。 |
まず、火を使用する本人が、自覚をもって火を扱うことだ。たかが、ライタ |
ーで火災は起きないと思わず、火をもっと丁寧に、慎重に扱うことだ。また、 |
自分の体験を大事にすることだ。キャンプなどで、実際に薪を集めて火をおこ |
すことのたいへんさを知り、火の性質を自分の手で感じる。火の性質を知るこ |
とにより、火の熱さを知り、怖さを身にしみて感じ、火の特徴をつかむ。火を |
どのような時、どのように使うことが一番安全なのかを知ることが大切なのだ |
。 |
「寒さにふるえた者ほど、太陽の暖かさを感じる」というように、火の便利 |
さしか知らない人は、火の重要性を分かっていず、火の扱いかたもよく分かっ |
ていないのである。ある物に対して、その性質をよく知るためには原点にもど |
ることが大切なのだ。便利な物があふれている今、あえて原点にもどる人は少 |
ない。しかし、原点に戻ることは大切なのだ。数学の問題も、分からなくなっ |
たら原点に戻って、定理を確認する。科学の発達の成果を享受することもたい |
せつだが、あえて、原点に戻ることも大切なのだ。 |