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井の中の蛙
ウグイスの広場
はるるくあ小5
 島に住む動物と大陸に住む動物とでは、体の大きさが違う。島では大きいも
のは小さくなり、小さいものは大きくなる。島に隔離された動物に見られる、
このような体のサイズの変化の方向性が「島の法則」と呼ばれるものだ。なぜ
島では動物のサイズが変化するのだろうか?
 
 島という限られた面積の中では、えさになる動物の数もたかがしれてくるわ
けで、そのくらいの数では捕食者は生きて行けなくなり、島では捕食者がほと
んどいない、もしくはまったくいないという状況が出現する。こういう状況下
ではゾウは小さくなり、ネズミは大きくなっていくのだ。
 
 日本という島国では、エリートのスケールは小さくなり、ずばぬけた巨人と
よびうる人物は出て来にくい。逆に小さい方、つまり庶民のスケールは大きく
なり、知的レベルはきわめて高い。島の法則は人間にも当てはまりそうだ。
 
 たしかに、そういう人はいる。自分が一番偉いと思っている人のことだ。全
く、「井の中の蛙、大海を知らず」である。
 
 友達にきいた話によると、ある、バスッケットの得意な男の子がいたらしい
。その子は、絶対に大会で勝つ自信があったそうだ。なのに、大負けしてしま
ったんだと。まさに、「蛙」である。
 
 私は、きちんと、まわりをみるべきだと思った。