天国と地獄 |
イチゴ | の | 村 | の広場 |
TERU | / | ふり | 小6 |
―チョウチンアンコウは、段ボール箱に入れられて、八キロはなれた江ノ島 |
水族館に運ばれ、海水に戻したところ元気を取り戻し八日間生きた。― |
私は「八日間」と聞いたとき、やっぱり、と思ってしまった。自然の海と人 |
工の海。魚達にとっては、「地獄と天国」だ。 |
私が小さいとき、金魚を飼っていた。小さく、とてもかわいかったらしい。 |
しかし、その金魚は一週間も生きなかったらしい。 |
「『やはり野におけ蓮花草』みたいに自然の物は自然のままにしたほうがい |
いのよ。」 |
と母が言った。だから母は、ペットを飼いたくない一つの理由だそうだ。 |
十月の半ば、友達といっしょに「シイパラダイス」へ行った。結構大きい水 |
族館だ。魚がいっぱいいるところを見ていたら、他の魚は元気良く泳いでいる |
のに。一匹だけ下に沈んでいて元気がない。 |
「どうしたのかな。」 |
と友達といっていたらほかの人が |
「あの魚、もうだめだね。自然に帰してあげればいいのにね。」 |
と言っていた。あっそうか、と悲しく思ってしまった。 |
やはり、自然の物は自然にしたほうがいいのだ。変な手を加えるとだめにな |
ってしまう。 |
だから自然の物のことはちゃんと考えなくてはだめだと思う。もし自然のこ |
とを考えるのだったら大切にしなくては、いけないと思う。 |