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「人間」について考える!!!
アジサイの広場
たきあし高3
 現代は科学の進歩が著しく、その進歩に私達はついていけていない。携帯電
話を使うもののどうしてあんなに小さな機械で電話ができるのか分からないし
、そもそも電話の仕組みさえも分からない。自分の存在についての感覚が麻痺
してしまった私達にはいざ現代の自分達について考えるのがとても難しいのだ
。種としての人間を知るには、やはり「サル」をもととして考えなければなら
ないのだろう。
 
 さらに現代を生きる「人」を考えるのなら、私達は今日の社会の性質を考え
なくてはならない。飛躍的に進歩した社会が私達を困惑させるなら、その社会
を知らなければならないからだ。そしてまわりに巻き込まれるのではなく、「
道具」のように使いこなしていく力が必要になってくる。
 
 また性質上合理的で、無駄なものがなくなっていくこの社会では、人間性を
喪失しやすい。文明が進歩すればするほど、様々の物の立場になって考えるこ
と、「アニミズム」が必要となってくる。
 
 私達が今後進歩を続けていくには、自分達の本質となるものを踏まえ、絶え
ず原点に立ちかえりながらも現状を把握していくことが大切になってくる。今
日の私達に特に欠けているのが、過去の良い点を見出すことだ。そういう部分
は教育の現場で補っていけると思う。ただ現代社会について学ばせるのではな
く、今まで人類が歩んできた様々の時代の良い点を見つけるのに、学校は十分
の場だといえるだろう。