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世の中の要らない物って...
アジサイの広場
AE86えや中2
 こればかりは自分で体験するしかないが、方法が無いわけでもない。
 
 第一に、旅をすることだ。地球上にはまだ浪費文明に侵されず昔ながらの素
朴な生活を営んでいるところがいくつもある。
 
 第二に、それよりももっと簡単な方法は、日本文化の伝統の中からそういう
シンプル・ライフを実践した人を探し、その生と我が身の現在とを比較してみ
ることだ。
 
 むろん現代に生きる我々は良寛のように徹底したシンプル・ライフは送れな
い。そしてやれクーラーがなければ...とか、テレビが無ければ...と、
全面的に物に頼っている我々の生を、良寛を試金石として考え直すことは出来
る。
 
 身の回りに要らないものといったら何だろう?。まず思い付くのは自動販売
機である。自販機というものは、24時間絶えずの飲み物を冷やしてあったり
、温めてあるのである。なにも、24時間やっていることも無い。「夜の~時
から朝~時までは使えない」というものを決めても良いと思う。(タバコ&お
酒の自販機はそうなっているらしい。)
 
 今の世の中はとても豊かだ。しかし、物が豊かになるに連れて心は貧しくな
ってきているような気がする。逆に、あまり物が豊かでなかった時代の人々は
、今とは違いもっと助け合って生きていたような気もする。
 
 桃太郎に、犬やサルやキジがついて行った訳は、きび団子に引かれたからで
ある...。じゃなくて、やはり桃太郎の心意気に引かれたからである。