これまでの日本の社会では、よくできたものを手本として真似することが一つの学力となっていました。
しかし、他の人の真似を上手にできる力では、いつまでたっても二番手にしかなれません。
これからの社会は、それぞれの人が自分の得意分野で一番、あるいは第一人者となることが求められる社会です。
人の真似を上手にするだけでなく、自分の独自のものを作り上げていくことが重要になってくるのです。
答えのある勉強は、最初から高いレベルの学習ができますが、そこから先にはなかなか進めません。
一方、答えのない勉強は、最初はそれほど高いレベルではありませんが、自分の力でいくらでも先に進んでいけます。
作文を書く勉強は、答えのない自分で作りだす勉強です。
この自分で作り出す勉強が、その子の創造力を育てていきます。
答えのある勉強の大部分は、記憶力でカバーできます。
考える問題と言われているものも、多くは解法の記憶でできるようになります。
だから、小学生のころの勉強は、創造力を伸ばす作文と、記憶力を伸ばす暗唱と、読書と対話と、自然や人間と関わる経験を中心にしていくといいのです。